お役立ちコラム

夏になると仕事に行きたくないのは「夏うつ」かもしれません!3ヶ月目の壁を乗り越える休み方と仕切り直しのヒント

順調なはずの毎日に違和感を覚えることはありませんか。

「会社に行きたくない」「最近ずっと疲れている気がする」「みんなは楽しそうなのに、自分だけ何もする気が起きない」そんなモヤモヤとした状態が続いていないでしょうか。

意外ですが夏は、4月から新しい環境で頑張ってきた人ほど、心や体の疲れが表面化しやすい時期です。

「甘え」や「気合不足」と自分を責めてしまう人もいますが、この時期の「やる気が出ない」「何もしたくない」という不調は、夏特有の環境が影響している可能性があります。

その原因の一つとして考えられるのが、一般的に「夏うつ」と呼ばれる状態です。

今回は、夏になると仕事に行きたくなくなる理由や夏うつのサイン、脳のオーバーヒートを防ぐ休み方について解説します。

もし今のあなたが、「頑張れない自分」を責めているなら、まずはこの記事を読みながら自分の状態を整理してみてください。

あなただけじゃない!夏になると「仕事に行きたくない」と感じる理由

「なぜか朝がつらい」「仕事は嫌じゃないのに出勤前に気持ちが重くなる」そんな状態になると、「もっと頑張らなければ」と自分を追い詰めてしまう人もいます。

しかし、夏に気分が落ち込んだり、仕事への意欲が低下したりするのは、決して珍しいことではありません。

暑さや睡眠不足、4月から続く緊張や疲れの蓄積など、さまざまな要因が重なれば、こうした不調は誰にでも起こり得ます。

一般的に「夏うつ」と呼ばれる状態とは?

夏うつとは、夏の時期に気分の落ち込みや意欲低下などの症状が現れやすくなる状態です。

夏は開放的なイメージがありますが、実際には暑さによる体力消耗や冷房による寒暖差、寝苦しさによる睡眠不足などで、体には大きな負担がかかっています。

体の疲れが続けば、脳も十分に回復できません。

その結果、「仕事に行きたくない」と感じることがあります。

4月から頑張り続けた人ほど陥りやすい「3ヶ月目の壁」

4月は新生活や新年度のスタートです。

入社や転職、異動などで環境が変わった人は、知らず知らずのうちに気を張って過ごしています。

これは体が「今は頑張る場面だ」と判断しているためです。

最初のうちは緊張感で乗り切れていても、その状態が長く続くと心も体も休まる時間が少なくなり、疲れが一気に表面化することがあります。

疲れが出やすくなる6〜7月頃が、いわゆる「3ヶ月目の壁」です。

周囲からは順調に見えていても、自分の中では疲労が限界に近づいてしまうこともあるのです。

「みんな楽しそうなのに…」SNSが苦しさを大きくすることも

夏になるとSNSには旅行やレジャー、イベントの投稿が増えます。

それを見るたびに、「みんなは充実しているのに、それに比べて自分は何もできていない」と感じてしまう人もいるかもしれません。

しかし、SNSに映るキラキラとした、いわゆる「映える」シーンは、その人の生活の一部分です。

気分が落ち込んでいるときほど他人と比較しやすくなりますが、SNSはその人の「楽しい瞬間」が切り取られていることがほとんどでしょう。

苦しさを感じているときに必要なのは、比較ではなく回復のためのSNSとの適度な距離感ではないでしょうか。

「甘えかもしれない」と思う人ほど要注意!

真面目な人ほど不調を認めることが苦手です。

「みんなも頑張っているのに、これくらいで休んではいけない」そう考えて無理を続けてしまってはいないでしょうか。

ですが、仕事に行きたくない気持ちは、あなたの心や体が「少し休ませて!」とサインを送っているのかもしれません。

まずは自分を責める前に、「疲れている可能性がある」と立ち止まってください。

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あなたはいくつ当てはまる?夏うつセルフチェック

最近の疲れは暑さのせいでしょうか。

もしかしたら、気づかないうちに心や体がSOSを出しているのかもしれません。

夏場の不調に不安を感じている人は、次の【睡眠】【食事・意欲】【朝の体調】の3つの視点から、今の自分の状態を振り返ってみましょう。

なお、このチェックは医療機関で行う診断ではありません。

あくまでも、今の自分の状態を見つめ直すための目安として活用してください。

【睡眠】疲れているのに眠れない・夜中に目が覚める

□ 寝ても疲れが取れず、朝からぐったりしている

□ 夜中や明け方に何度も目が覚めてしまう

□ 休日は昼近くまで寝てしまうことが増えた

□ 十分寝たはずなのに、スッキリした感じがしない

【食事・意欲】冷たいものばかり食べていませんか?

□ そうめんや冷たい麺類など、食べやすいものだけで済ませる日が増えた

□ 食欲がなく、「何を食べたいか分からない」と感じることがある

□ 以前は楽しめていた趣味や休日の予定にも興味が湧かない

□ 「仕事に行かなきゃ」と思っても、なかなか気持ちがついてこない

【朝の体調】朝起きるのがつらい・体が重い

□ 朝は起きられるものの、家を出るまでに時間がかかる

□ 玄関を出る直前になると「今日は休みたい」と何度も考えてしまう

□ 出勤すれば何とか動けるが、以前より集中力が続かない

□ 帰宅すると何もする気が起きず、そのまま横になってしまう日が増えた

【3つ以上当てはまった人へ】

今回のチェックは、医療機関で行う診断ではありません。

一つの目安として、3項目以上当てはまった方は、心や体に疲れが蓄積しているサインかもしれません。

「まだ頑張れる」と無理を続けるよりも、まずは十分な休息を取ることを意識してみましょう。

もし、不調が2週間以上続く場合や、日常生活に支障が出ている場合は、早めに医療機関や専門の相談窓口へ相談することも大切です。

「今の自分は少し疲れているんだな」と客観的に気づくことが、回復への第一歩になります。

次の章では、疲れた脳を休ませるために、今日から無理なく始められる「脳のオーバーヒートを防ぐ休み方」を紹介します。

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脳のオーバーヒートを防ぐ休み方

スマートフォンは使い続けると熱を持ち、動作が遅くなったり、アプリが正常に動かなかったりします。

人も同じように休む間もなく働き続けると、考える力や集中力が落ち、「何もしたくない」という状態になりやすくなります。

必要なのは頑張ることではなく、回復のきっかけです。

「何もしない時間」を予定に入れる

休むことに罪悪感を持つ人は少なくありません。

しかし休息はサボりではなく、回復のための行動です。

休日の予定を埋めるのではなく、あえて何もしない時間を確保してみましょう。

例えば、昼下がりにソファでぼんやりすることでも、少し涼しくなった夕方にベランダで風を感じることでも構いません。

「何か生産的なことをしなければ」と考えず、脳を休ませる時間を意識的につくってみましょう。

スマホを置いて5分、目を閉じる

朝起きてから寝るまで、動画やSNS、ニュースなど、私たちの生活の中には脳を疲労させる原因が数多く存在します。

私たちの脳は、画面に映る文字や映像、人とのやり取りなど、多くの情報を一日中処理しているのです。

もちろん、SNSを見たり動画を流したりする時間は、気分転換になることもあるでしょう。

一方で、次々と新しい情報に触れ続けると、脳は休む暇がありません。

まずは5分だけでもスマホから離れてみましょう。

静かな時間をつくるだけでも脳の負担は軽くなります。

特に寝る前の5分だけでもスマホを置く時間を作ると、脳を休ませるきっかけになります。

シャワーで済ませず湯船に浸かる

暑い時期はシャワーだけで済ませがちですが、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、自律神経が整いやすくなります。

例えば、38〜40℃程度のぬるめのお湯に10〜15分ほど浸かると、体の緊張がゆるみ、眠りにつきやすくなることがあります。

質の良い睡眠は、疲れた心と体を回復させるための大切な時間です。

ぬるめのお湯で体を温めることは、リラックスしやすい状態をつくり、睡眠の質の改善につながる場合があります。

小さな達成感を積み重ねる

疲れていても真面目な人ほど、「ちゃんと朝食を作らなきゃ」「運動しなきゃ」と自分に課題を増やしてしまいます。

「朝起きて水を飲む」「カーテンを開ける」「5分だけ外の空気を吸う」そんな小さな一歩でも十分です。

疲れているときは、ルーティンやルールを守るよりも回復を優先しましょう。

「暑さ」も「冷え」も我慢しない環境をつくる

夏は暑さ対策のためにエアコンが欠かせません。

一方で、冷房が効きすぎた部屋で長時間過ごすと、体が冷えたり、屋外との温度差が大きくなったりして、自律神経に負担がかかることがあります。

反対に、暑さを我慢し続けることも体温調節のために体力を消耗し、疲れやすさにつながります。

大切なのは、「暑さを我慢すること」でも「冷房を避けること」でもありません。

室温や湿度を無理のない範囲で調整し、羽織れる上着やひざ掛けを活用するなど、自分が心地よく過ごせる環境を整えることが、夏の体調管理につながります。

夏をきっかけに「これからの働き方」を見直してみる

夏の不調は、決して心の弱さで起こるものではありません。

原因は一つではなく、4月から積み重なった疲れや、暑さによる体への負担など、さまざまな要因が重なった結果でしょう。

だからこそ、不調を感じたときは自分を責めるのではなく、「これからも無理なく働き続けるにはどうすればいいだろう」と立ち止まって考える機会にしてみてはいかがでしょうか。

減点方式はやめて「できたこと・続けられたこと」を見る

疲れているときほど、「できなかったこと」ばかりに目が向いてしまいます。

「今日は仕事に集中できなかった」「家事ができなかった」と、自分を責め続けてしまう人も少なくありません。

そんなときは、減点方式ではなく加点方式で一日を振り返ってみましょう。

「朝起きられた」「会社へ行けた」「ご飯を食べられた」など、小さなことでも構いません。

できたことに目を向ける習慣は、自信を取り戻すきっかけになります。

頑張り方ではなく「働き方」が合っていない場合もある

もし毎年、季節の変わり目や忙しい時期になるたびに、同じような不調を繰り返しているなら、それは努力不足ではなく働く環境や仕事との相性が影響している可能性もあります。

例えば、長時間労働が続きやすい職場や、常に緊張状態が続く仕事では、心や体への負担は大きくなるでしょう。

「今の働き方は自分に合っているだろうか」と立ち止まって考えることは、これからも健康に働き続けるための、大切な見直しの時間です。

一人で抱え込まず、相談できる場所を頼る

「周りに迷惑をかけたくない」「これくらいで相談するのは大げさかもしれない」と、一人で抱え込んでしまう人は少なくありません。

しかし、不調を感じているときこそ、誰かに話を聞いてもらうことが回復への第一歩ではないでしょうか。

家族や友人、職場の上司や産業保健スタッフ、医療機関、公的な相談窓口など、頼れる場所は一つではありません。

もし、心身の不調が続く場合は、医療機関への相談を視野に入れる必要があります。

仕事や就職について悩んでいる場合は、ハローワークや地域の相談支援機関などを利用する方法もあります。

また、「働きたいけれど、自分に合う働き方が分からない」「体調に配慮しながら、就職や復職を目指したい」という場合は、就労移行支援事業所に相談するのも一つの方法です。

障害や難病を抱えながら一般就労を目指す方を対象とした就労移行支援では、生活リズムを整えるサポートや就職活動の支援、自分に合った働き方を一緒に考える支援などを受けることができます。(※障害者手帳をお持ちでない場合も、医師の診断書などがあれば利用できるケースがあります。)

このように、相談先は一つではありません。

今の自分に合った支援を選ぶことが、無理なく働き続けるための第一歩につながります。

「一人で抱え込まなくてもいい」「相談できる場所がある」と知っておくだけでも、気持ちが少し軽くなるのではないでしょうか。

疲れ溜まってる~

ここあらさんのひとこと

「疲れちゃったら

ちょっとひとやすみ~」

今回は夏に現れる「夏うつ」についてお伝えしました。

夏になると仕事に行きたくなくなるのは、決して珍しいことではありません。

暑さによる疲労や自律神経の乱れ、そして4月から頑張ってきた疲れの蓄積など、さまざまな要因が重なって起こると考えられます。

もし今、あなたが「頑張れない自分」を責めているなら、まずは休むことを自分に許してあげてください。

そして必要なときには、一人で抱え込まず周囲の力を借りることです。

今年の夏は、頑張ることよりも回復することを優先してみてはいかがでしょうか。

私たちCOCOCARAは、就労移行支援事業所として、障害等の事情があってお仕事に就くことに苦労している方に対して、相談や就職準備、アドバイスなどのサポートを行っています。

「障害があるから仕事が見つからない…」などのお悩みを抱えている方は、一人で悩まずに一度相談に来てみてはいかがでしょうか。

私たちと一緒にご自分に合った働き方について考えてみませんか。

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