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適応障害の症状や対策、治し方は?周囲はどう接したらいいの?

        

                  

「いつもは精力的に仕事をこなす同僚のAさんが最近ずっと浮かない顔をしている」

「朗らかで人当たりのいいB君が怒りっぽくなった」

この様に親しい人たちの変化を感じることはないでしょうか?

もしかしたら私たち自身も周囲にそう思われているかもしれません。

年々右肩上がりに患者数を増やしている適応障害。

実にその数100万人以上といわれ、適応障害は誰であっても発症する可能性がある病気です。

今回は適応障害になったとき、本人や周囲がどうすればいいのかをお伝えします

参照:厚生労働省HP「みんなのメンタルヘルス」 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/

適応障害とは?原因や症状、うつ病との違いを解説

適応障害は特定の出来事や環境に慣れることができず、日常生活や社会生活を送るのが困難な症状が表れます。

具体的には不登校、出勤拒否、対人トラブルなど様々です。

適応障害の原因

適応障害は特定の強いストレスによって発症する病気です。

原因として多いのは学校や職場、家庭内での人間関係など多岐にわたります。

客観的には好ましいとされる結婚や進学、昇進のような慶事での環境の変化も、人によっては適応障害のストレス要因になるのです。

適応障害による心身の不調は「甘え」などではなくストレスが原因の症状なので、原因となるストレスが何かを特定することが重要になります。

適応障害の症状

適応障害になると多くの場合で以下の3つの症状が表れます。

自分や親しい人にこれらの変化が見られたときは、適応障害のサインかもしれません。

・身体の症状 

・心の症状

・行動の問題

「身体の症状」は倦怠感、疲労感、不眠、食欲不振、動悸、過呼吸、頭痛、肩こり、腹痛など様々な症状が表れます。

「心の症状」は涙が出る、不安、抑うつ、無気力、思考力・集中力の低下、イライラ、焦燥感、神経過敏などです。

「行動の問題」としては以前よりも攻撃的になる、無断遅刻、無断欠勤、不登校、過剰な飲酒、暴食、 無謀な運転、ひきこもりなど人によって現れ方が異なります。

適応障害とうつ病の違い

適応障害とうつ病の症状は重なることも多いため混同されがちですが、実際は異なる疾患です。

違う点としては、適応障害の場合はストレス要因から離れると一時的に症状が和らいで気分が落ち着きますが、うつ病はストレス要因から離れても症状が続きます。

また適応障害は基本的に短期間で症状が改善されるという特徴もあります。

しかしうつ病よりも程度が軽いと油断するのは禁物です。

長引くとうつ病などの違う精神疾患に進行するケースも少なくありません。

適応障害かもと思ったら?治療や対策方法も

適応障害はストレスとなる環境に慣れたり、距離を置いたりすることで自然に治ることも。

しかし日常生活や社会生活への支障が大きい場合は精神科や心療内科への受診をおすすめします。

適応障害の診断基準

適応障害の診断基準はアメリカ精神医学会のDSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)によると以下のようになっています。

1.明確なストレス因子に反応しており、そのストレスが始まってから3ヶ月以内に症状が発症している

2.1の症状には下記のいずれか、または両方があてはまる

・ストレス要因にさらされたときに予想されるよりも強い苦痛を感じる

・社会的、職業的な状況において著しい支障が出ている

3.他の精神疾患では説明がつかない

4.発症している症状が、親しい人を亡くしたときの死別反応ではない

5.ストレス要因がなくなると、症状がその後6ヶ月以上継続することがない

「身体の症状」「心の症状」「行動の問題」で著しい症状があれば医療機関を受診しましょう。

適応障害の治療法

適応障害の治療法としては以下のようなものがあります。

1.ストレス環境を調整する(環境調整)

2.ストレスに適応できるようにする(精神治療)

3.薬物治療

それぞれの治療法を詳しく見てみましょう。

1.ストレス環境を調整する(環境調整)

環境調整には周囲の協力が不可欠です。

仕事面でのストレスがある場合は、業務変更や配置移動を会社側に相談してみましょう。

調整ができない様なら休職や転職を視野に入れるのも一つの方法です。

家事や子育てが負担になっているのなら家族で役割分担をする、またはお住いの市町村の子育て支援事業や民間サービスを利用するなどの工夫を。

人間関係がストレスになっているのなら、思い切って距離を置いてみるのもいいでしょう。

2.ストレスに適応できるようにする(精神治療)

ストレス耐性を上げるためには精神治療が有効です。

「カウンセリング」によりストレスに気がつき、自分の心の中を認識することが大切です。

「認知行動療法」では物事の捉え方の偏りを修正して問題解決につなげます。

「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」は対人関係などで必要なスキルを身につけるトレーニングです。

「自律訓練法(リラクゼーション)」を行うことで自己暗示により気持ちを安定させる方法を身につけます。

参照:国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センターHP「認知行動療法とは」

https://www.ncnp.go.jp/cbt/guidance/about

3.薬物治療

うつ病と違い適応障害に薬は効きにくいといわれています。

薬で適応障害を治すことはできませんが、不眠の方に睡眠薬を処方するなど症状によっては補助的に薬を使うこともあります。

適応障害で気をつけること

適応障害が疑われるときはストレスの原因を突き止めて、ストレス要因から遠ざかることが重要です。

ストレスを軽減するために自分でできることを試してみましょう。

・ストレスの原因から遠ざかる

・規則正しい生活を心がける

・仕事やプライベートでの作業量を減らす

親しい人が適応障害になったら

適応障害になったとき、家族や親しい人の協力が不可欠です。

しかし周りが張り切りすぎても本人が「心配をかけてしまった」と気落ちしてしまうかもしれません。

まずは病気への理解を深め「干渉しすぎない」「否定しない」「無理強いしない」を心がけて見守ることが大切です。

行政や民間の専門家の意見を聞きながら、不安に寄り添ってあげましょう。

■厚生労働省HP「こころの耳 相談窓口」https://kokoro.mhlw.go.jp/agency/#anc1

参照:厚生労働省HP「こころの耳 家族にできること」 https://kokoro.mhlw.go.jp/

まとめ

今回は自分や身近な人が適応障害になってしまったときの対策をお伝えしました。

適応障害はストレスの多い現代社会では誰しもがなる可能性のある病気です。

自分の症状を軽く考えずに適切な対応をすることが、適応障害の治療には必要不可欠になります。

苦しいときは一人で抱え込まず周囲の人達や医療機関、行政の相談窓口などを利用して健やかな日常を取り戻してください。

もしストレスの原因が仕事にあるのなら、休職や退職も視野に入れる治療を考える必要があります。

私たちCOCOCARAは、就労移行支援事業所として、障害等の事情があってお仕事に就くことに苦労している方に対して、相談や就職準備、アドバイスなどのサポートを行なっています。

「障害があるから仕事が見つからない…」などのお悩みを抱えている方は、一人で悩まずに一度相談に来てみてはいかがでしょうか。

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