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なんで私ばっかり「損する思考」を断ち切るたった一つのコツ

おはようございます、サービス管理責任者の関です。

憂鬱に落ち込むことはたまにありませんか。

そんな“損する思考”を断ち切るために3/21付のダイヤモンドオンラインからの記事を紹介します。長めの記事ですが、読み物的に読んで頂けると幸いです。

仕事を続けながら介護や子育てをするワーキングケアラー、子育てをしながら介護をするダブルケアラーの人たちは、分刻みの生活をしている。

 朝暗いうちに起きて家族と自分の弁当を作り、子どもや被介護者を起こして食べさせ、保育園やデイサービスに送った後、満員電車に乗り込む。会社に着けば残業せず仕事を終えられるよう集中し、退勤後はすぐに電車に乗り込み、スーパーで必要な物を買う。子どもや被介護者のお迎え、夕食の支度や洗濯をこなし、子どもや被介護者を食べさせ、風呂に入れ、寝かしつけ、明日の準備をする。すごい技術だ。

 彼らが研鑽(けんさん)した技術は、当然ながらビジネスの現場でも生かせる。具体的なケースからその神髄を学んでいこう。第1回は、幼い3児を育てながら祖母を介護するダブルケアラー女性の事例だ。

● 覚悟していたけど、想像と違った  
関東在住の小野玲奈さん(40代、仮名)は、生まれたときから母方の祖父母と両親、姉と暮らしていた。20代で結婚した翌年、母親が57歳で亡くなった。  

祖父はすでに他界していたが、祖母と父親は健在。小野さんの姉は、数年前に長男と結婚して家を出ている。身体が衰え始めた82歳の祖母と60歳手前の父親が二人きりで暮らしていくのは、誰の目から見ても難しいと思われた。そこで、小野さんは夫と相談し、祖母と父親との同居を決意した。  

ところが、いざ同居が始まると、祖母や姉と衝突する日々が続いた。  

「祖母はきっちりした性格で、私は自由気ままな現代っ子。性格の不一致のせいか、祖母は姉が様子を見にくるたび、私に対する愚痴をこぼしていたのです。そして、姉は責任感の強い人だったので、祖母の様子を見に週に1~2回来ては、『私ならこうしてあげるのに』と口を挟んできました」  

母親を亡くした悲しみもまだ癒えていなかった小野さんは、「なんで私ばっかりこんなつらい思いをしないといけないの?」と涙を流した。  

しかし、この状況が一変する出来事が起きた。祖母との同居から2年後、小野さん夫婦に長女が生まれたのだ。小野さんは、生まれたばかりの長女を世話しながら、祖母の身の回りの世話をすることになった。  

そのたびに祖母は、「悪いな。申し訳ないな」と口にするように。言われるたびに小野さんは、「ちっとも悪くないよ。おばあちゃんのおかげで私も成長できてると思うし、おあいこだよ」と答えた。  

「当時、姉は初めての子育て真っ最中で、ストレスもあったのだと思います。私自身も長女が生まれたことで、小さい子どもがいるにのもかかわらず、祖母の様子を見に来ている姉の気持ちが理解できるようになりました」  小野さんは姉に、姉に対して感謝や尊敬していることなど、思ったことや感じたことを、素直に言葉にして伝えるようにした。「外から来ていろいろ口を挟まれるのはストレスだ」ということや、「最期まで責任を持って祖母を見てあげたいと思っている」ということなどだ。  

「何度逃げ出そうと思ったか知れません。でも思っているだけでは伝わらない。家族だからやってもらって当たり前、やってあげて当たり前と思ったらダメ。近い間柄だからこそ礼儀を大切にすべきだと思いました」  言葉足らずなために誤解を生じさせることは、家族や仕事など、どんな人間関係にも通じる。つらいことや困っていること、相手に改善してほしいことだけでなく、感謝していることや尊敬していることをセットで伝えることで、前者だけを伝える場合よりも、信頼関係はスムーズに築くことができる。

● 早めの準備に勝るものはない  
小野さんが長女を出産した時、84歳の祖母は、まだ食事の支度や洗濯などをすることができた。  

その3年後、次女を妊娠。87歳になった祖母は逆流性胃腸炎を起こしたり、座骨神経痛や脊柱管狭窄(きょうさく)症を患い、転倒することが増えていた。  

当時、小野さんの夫はもちろん、父親もまだ働いており、昼間は家にいない。陣痛が始まり、病院へ向かう際にはやむを得ず長女を祖母に預けたが、小野さんは二人のことが心配でたまらず、出産翌日に退院。帰宅翌日には、あらかじめ出産前に調べておいた市の産前産後サービスの一つである「産前産後ヘルパー派遣事業」を利用した。  

産前産後ヘルパー派遣事業とは、妊娠中の心身の不調などによって子育てに支障があったり、産後家事や育児の負担の軽減を図る必要がある世帯に対して、市が委託した事業者からヘルパーを派遣するというもの。小野さんが暮らす市では、妊娠32週以降なら事前利用登録ができた。  

地域によって内容は違うかもしれないが、多くの自治体で共通しているのは、そういったサービスやサポート情報は、大々的に宣伝しておらず、誰も教えてくれないこと。「情報は自分で取りにいく」「利用できるものは利用する」、そういう積極的な姿勢が大切だ。

 この姿勢は仕事にも通じる。仕事でも、自分が抜けることや、最大のパフォーマンスを出せないなど、あらかじめ分かっている予定があれば、代役を探したり、別の人に引き継ぎをしたり、前倒ししてやっておくなど、早めに周知し、準備しておくに越したことはない。  

何も準備せずに突然仕事に穴を開ければ、他のメンバーに迷惑をかけるだけでなく、自分の評価も落としてしまう。だが、あらかじめ準備しておけば、自分が抜けても、最大のパフォーマンスを出せなくても、むしろ評価を上げることにつながる。

● 最優先にケアすべきは、「自分自身」  
さらに3年後、小野さんは三女を出産。祖母は90歳になっていた。外出は車椅子を使うようになり、季節の変わり目には必ず肺炎を起こし、入退院を繰り返していた。  

「介護って、『いつまで続くんだろう』と考え始めると、行き詰まっていく感覚を持つ方は多いと思います。私もそうでした。自分のことは一番後回しで、子育てより介護を優先してきました。いつも何かに追い立てられているようで、一日があっという間に過ぎていくんです。ものすごくストレスがたまっていました」  

子育てと介護のダブルケアをメインで担うキーパーソンは、他に家族がいたとしても、なぜか一人に負担が集中するケースが少なくない。小野さんも例外ではなかった。  

長女は小学生、次女は保育園。三女と祖母をケアしながら、家事もこなさねばならない。夫と父親は夜まで仕事で不在。時間的にも精神的にも余裕がなく、気付けば家の中が混沌としていた。買い置きのオムツがない。病院の予約時間なのに保険証がない。娘の習い事の月謝袋がない……。失敗すると自分を責め、さらに余裕がなくなっていく。  

「このままではいけない!と思いました。私はこの家のダブルケアのキーパーソン。私が元気で明るくいなければ、祖母や子どもたちが幸せでいられるはずがない。一番ケアしなければいけないのは、自分自身だと気付いたんです」  小野さんは自分自身を追い詰める考え方を止め、「まずは一番長い時間を過ごす家を快適にしよう!」と思い、夫の協力のもと、家の中にある不要な物をどんどん処分し始める。  

しかし、戦後の貧しい時代を経験した高齢者は、持ち物を財産だと言って手放したがらない人が少なくない。小野さんの祖母もそうだった。  

小野さんは、「おばあちゃんが転倒したら危ないから、要らない物を捨てて、気持ち良く過ごせる部屋にしない?」と相談。まず自分が実行することで、生活が快適になることを証明することに。  

家は人を招けない状態だったため、招かれても断っていた。しかし家の中が片付いてくると心に余裕ができ、招かれても断らなくなった。よその家に行くと、その家の整理整頓術を参考にして、家の中はどんどんキレイになった。長女の友だちが遊びに来るようになると、親同士の交流も増え、交友関係が広がっていった。  

すると祖母は、「私はもう長くない。お前たちが困らないように片付けるよ」と言い、体調の良いときに不要な物を捨て始め、孫やひ孫の友だちが遊びに来るようになると、見た目を気にして自ら美容院へ行くようになる。  

「同居してからずっと自分のことは後回し。髪を振り乱しているのがダブルケアを頑張っている証しだと思っていました。でも違ったんです。キーパーソンである私が、ちゃんと自分の人生を大切に生きるようになったら、いろんなことがいい方向へ回り出しました。家の中や身なりをきちんとすると、医師や看護師、ヘルパーさん、みんながちゃんと話を聞いてくれるようになったんです。整えるということの大切さを痛感しました」  かつて『人は見た目が100パーセント』という漫画があったが、100パーセントとまでいかずとも、何事も見た目は重要だ。多くの人は、身なりが整っていない人よりも、整っている人を信頼する。相談に乗るなら、前者より後者という人のほうが多いだろう。「外見で判断するなんて」「重要なのは中身」とはいえ、人の内面は外見に表れる。他者の信頼を得、自分の話を聞いてもらいたいなら、最低限、他人に不快感を与えない身なりに整えるべきだ。  

また、整理整頓は無駄を省く。目的の物を見つけるために何時間も探していては、本来の仕事が進まない。不要な物を処分し、必要な物をすぐに取り出せるように整理整頓しておくことは、仕事をスムーズに進めるためにも重要だ。物を探していた時間を、仕事や人間関係構築に生かすことも可能になる。

● 選ぶのも責任を取るのも、他人ではなく自分自身  
祖母は91歳で逝去。いわゆる老衰と言っても良い最期だった。  「

祖母は最期まで凛としていて、オムツもポータブルトイレも断固拒否。『はいつくばってでもトイレに行く!』と頑張れたのも、ひ孫たちが側にいたからかなと思います。ずっと手探りでやってきましたが、祖母の『最期まで家にいたい』という希望をかなえてあげられたことで、自分がしてきたことは間違いではなかったと実感できました。もちろん、『在宅で看取ったら素晴らしい』ということはありません。大切なのは、本人たちが一番いい関係でいられる方法を見定めることではないでしょうか」  

生前整理も在宅看取りも、祖母と小野さんの信頼関係があったからこそ実現できたことだ。それでも最初は衝突し、つらい時期もあった。そんな小野さんを陰ながら支えてくれたのは、他でもない夫だった。夫と祖母との関係性も良く、祖母は小野さんの夫の帰宅を待って、息を引き取った。  

「娘たちにはずっと我慢をさせてしまいました。でも、ダブルケアだったからこそ、娘たちは高齢者に優しい子に育ったし、祖母にはひ孫の成長を見せることで、生きる喜びを与えられたように思います」  ひ孫が増えるたびに祖母は、「寝たきりにならないように頑張るよ。おばあちゃんにできることはやるからね」と言って喜んだ。祖母と娘たちの触れ合いを見るのが、小野さんにとっての幸せだった。  

「介護があったから子どもは諦めた。3人欲しかったけど1人や2人にした。続けたかったけど仕事を辞めた……。大切なはずの家族を理由にして、自分の人生を生ききれなかったと悔やむのは悲しいことです。介護があったからこそ、子どもも自分もこんなに成長できた。今、こういう考え方ができるようになった。そんなふうにプラスに捉えられるようにしたい。ダブルケアの経験を財産として生きたいと思います」

 小野さんは、長女の出産前までインターネット関係の仕事をしていたが、産後は在宅でネットショップ関連の仕事を続けていた。三女が保育園に入園してからは、ダブルケア当事者をサポートする活動を始めた。  

「自分のために生きることが大切」と小野さん。「誰かのため」と思うと迷ってしまいがちだが、「自分のため」であれば好きに道を切り開くことができ、言い訳をせずに済む。  

周囲に助言を求めても、自分で決断し、自分の選択に責任を取ってきた人は強い。
以上、サービス管理責任者の関がお送りしました。

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