今晩は、サービス管理責任者の関です。
ここ数日の降る雨の影響で、せっかく洗濯しても中々乾かない洗濯物に悩まされている日々です。
毎日の洗濯について「『消臭力抜群』とうたった洗剤を使っても洗濯物が臭う」「最新の洗濯機なのに期待通りに汚れが落ちない」といった悩みを持つ人も多いのでは。
それに対して「あなたの洗濯のしかたは間違っている!」と喝破するのが、横浜と東京・三宿でクリーニング店を経営するかたわら、劇団四季らの衣装クリーニングも手掛ける洗濯ブラザーズの3人です。
3人は「特に洗濯機について、その実力を出し切れないまま使い続けている人が多い」と言いますが――。
◆「洗い」「すすぎ」「脱水」、服から汚れが落ちるのは、どこ?
洗濯機のスタートボタンを押すと、洗い→すすぎ→脱水という流れで洗濯機が動き始めます。 「おまかせ」「よごれスッキリ」「おしゃれ着」「スピード」など、いろいろなコースがありますが、基本のプロセスは同じです。
では、洗い→すすぎ→脱水のうち、どの行程が大切だと思いますか?
「洗濯なんだから、洗いでしょ?」
たいていのみなさんは、そう答えますが、これは間違いです。
じつは、洗濯は「洗い」の行程で汚れが落ちているのではないのです。
◆汚れは「すすぎ」で落ちる
洗い→すすぎ→脱水の行程は、細かくみると、次のようになっています。
洗い→脱水→すすぎ→脱水→すすぎ→脱水 準備として、洗濯機で洗う前の前処理・予洗い、つまり「プレウォッシュ」で汚れを繊維から浮かせます。
過程としては、プレウォッシュ液(空のスプレーボトルに弱アルカリ性の洗濯用液体洗剤と水を1:1の割合で入れたもの)を吹き付け、15分ほど置いておくのがお勧めです。 次に、洗濯機の「洗い」によって、汚れが繊維からはがれていきます。
ただし、まだ汚れが完全に繊維から離れたわけではありません。 洗いのあとの「脱水」で、汚れが繊維から離れます。そして 「すすぎ」で、汚れが落ちるのです。 このように、「すすぎ」の行程がじつはものすごく重要なのです。
◆日本の洗濯機は「節水モード」
なので水の量は多めに クリーニング業に携わっている人たちの間で、よくこんな言葉が交わされます。
「家庭では、キレイなすすぎはできないからね」
すすぎに対する本気度が、プロと家庭とでは大きく違います。 何が違うのかというと水です。水の質と、水の量。 近ごろ、「オゾン水」という特別な水で洗うクリーニング屋も増えてきました。
オゾン水は、それ自体に殺菌・漂白効果があり、洗浄力の高さと、繊維へのやさしさを兼ね備えている理想的な水です。 ただし、家庭でこれを真似るのは、とても難しいです。高額な設備が必要です。でも、水の量なら変えられます。
ほとんどの人が、全自動洗濯機を使っていると思います。 全自動洗濯機は洗濯槽にセンサーがついていて、洗濯物の重さと体積を測って、自動で水の量を計算し、スタートボタンを押すと水がジャーッと流れてきます。
とても便利ですが、「汚れをしっかり落とす」という観点では、この便利さが仇(あだ)になっていると言わざるを得ません。なぜなら、日本の洗濯機は自動的に節水モードになっているからです。
ボクらプロから見ると、圧倒的に水の量が足りないのです。節水はとても大切なことですが、洗いの段階で水が少ないと、汚れがしっかり浮き上がってくれません。 さらに、肝心なすすぎのときに水が不足していると、せっかく離れた汚れが、また繊維に戻って(!)しまいます。
部屋干しのイヤな臭いや、黄ばみ、黒ずみは、このせいで起こります。だからプロは、水量の設定をすごく大事にしています。ここが本洗いのいちばんのポイントです。 家庭用の洗濯機なら、基本設定より水量を一段階上げるか、いっそ満水にしてもいいくらいです(洗濯物が少ない日も、です)。
そうすると洗濯槽の中で服がよく動くので、汚れがしっかり落ちてくれます。 またドラム式洗濯機はすすぎのとき水が少ないので、すすぎの設定を「注水」にするのがおすすめです。ふつうは洗濯槽にたまった水ですすぐのですが、注水は、新しい水をどんどん注ぎ入れながらすすいでくれるので、そのぶん使用する水が多めになります。
◆時短コースはオススメできません
ボクたちは以前、洗濯機の各メーカーさんに電話して、水量設定の根拠をヒアリングしたことがあります。 ところが、どのメーカーさんも明確な根拠がありませんでした。「節水」を追求するあまり、理想の洗いやすすぎについての研究は二の次なのかな、という印象を持ちました。
言うまでもありませんが、洗濯機は「洗濯」のためのものです。汚れや臭いが落ちない、黄ばみや黒ずみになりやすいなど、洗濯に少しでも不満があるなら、これからはちょっとめんどうでも、自分で水量を多めに設定してほしいと思います。
洗濯機の時短コースは、ふつうの設定よりさらに水量を少なくしていることがあるので、とくに気をつけてください。 すすぎの回数自体は増やす必要はありません。 ほとんどの洗濯機がすすぎ2回の設定になっていると思います。
使っている洗剤に「すすぎ1回」と書いてあったとしても、すすぎは2回にするのが理想的です。
『日本一の洗濯屋が教える間違いだらけの洗濯術』(著:洗濯ブラザーズ/アスコム)
◆洗剤を水に溶かしてから衣類を入れる
もうひとつ、手動でやってほしいことがあります。 そもそも、水自体にかなり洗浄力があります。洗浄力があるというのは、裏を返せば繊維にとって刺激があるということです。
色が抜けたり、縮んだり、傷んだりする原因になります。 そうならないように、衣類を水から保護しなければなりません。 そのために使うのは、洗剤です。洗剤にはもちろん洗浄成分が入っていますが、しっかり水に混ぜると、衣類を水の攻撃から守ってくれるのです。
タテ型の洗濯機なら、まず洗濯槽に水を張ります。その水に直接、洗剤を入れます。 そして2~3分、洗濯機を回します。これで泡が立つので、そこで初めて衣類を入れてください。このひと手間で、洗剤がムラなく溶けて泡立ち、衣類を保護してくれます。
タオルをこのやり方で洗ってみると、いつまでも吸水性が落ちず、ふっくらした風合いが長持ちして、びっくりすると思います。 ドラム式の場合は、水と洗剤を先に混ぜることが難しいので、事前に水と洗剤を1対1の割合で混ぜたものを、洗剤ケースに入れればOKです。このワンアクションで、服が長持ちするようになります。
このお話、まだまだ続きますので、今回は前編・後編と分けました。
後日、後編も掲載しますので、引き続き見て頂ければと思います。
以上、サービス管理責任者の関がお送りしました。
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