多くの人に発症の可能性がある適応障害。
その患者数は右肩上がりで推移しており、5年間で1.7倍にもなっています。
20代の患者数が最も多い病気ですが、その他の年代でも一定数の患者が見られるため、年代を問わず対策が必要といえる病気です。
今回は「どのような方が適応障害になりやすいのか?」の解説と、適応障害の治療法についてここあらさんとお伝えします。
ここあらさんってだあれ?(ココをタップ♬)

就労移行支援事業所COCOCARAのキャラクターであり、Instagramでは様々な知識を教えているよ!
適応障害で見られる様々な症状
適応障害とは「特定の出来事や状況」といったストレス要因によって、様々な心身の不調をきたし、日常生活や社会生活で支障が生じる病気です。
適応障害の症状には気分の落ち込みや不安、意欲の低下、集中力の欠如などの「心の症状」の他にも、動機や頭痛・腹痛、めまいといった「身体の症状」、そして過度の飲酒や暴食、無謀な運転、対人トラブルなどの「行動面の症状」が現れます。
うつ病と症状が似ていますが、うつ病と違い適応障害は特定のストレス要因から離れると症状が落ち着きます。
そのため職場にストレス要因があった場合、ストレスから解放される休日は、家族や友人との交流や趣味を楽しむこともできるのです。
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適応障害になりやすい人の特徴
適応障害の発症はあくまでも環境とのミスマッチが原因ですが、適応障害になりやすい人には一定の性格的な傾向があるといわれています。
ここでは適応障害を発症しやすい方の特徴をお伝えします。
責任感が強くて真面目な人
一見美徳とも見える責任感の強さや真面目さも、度を超えると適応障害を発症させる引き金になってしまいます。
真面目な方ほど周囲の期待に応えようと無理をして、責任感の強さから自分の限界を超えて頑張りすぎてしまうのです。
完璧主義な人
完璧主義の方は物事を完璧にこなさないと気が済まないため、小さな失敗やミスを極端に気にする傾向があります。
周囲から見れば十分でも本人は納得できておらず、そのために必要以上にストレスを抱えてしまうのです。
評価軸が他人にある人
何かやりたいことがあっても、「他人からどう見られているのか?」といった、周囲の評価ばかりに気を取られていると、本音や希望を表に出せなくなってしまいます。
また否定的な評価を恐れるあまり、周囲の意向にそった言動ばかりしていては、自分を追い詰めて適応障害を発症しかねません。
周囲に頼れない性格・環境の人
人に頼るのが苦手な方は、何でも自分で抱え込む傾向があります。
この様なタイプの方は辛いことがあっても一人で抱え込んでしまい、適応障害を発症しやすくなるのです。
他にも当事者の性格的な問題だけでなく、周囲の環境が助けを求めにくい場合も、結果として一人でストレスを抱えてしまいます。
環境の変化に対して過敏な人
性格的に環境の変化に過敏な方も、適応障害になりやすいといえます。
進学や就職・転勤など新しい環境や人間関係から感じるストレスが比較的大きい人は、「自分は新しいことに慣れるまで時間がかかるタイプだ」と自覚して対応しましょう。
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適応障害のセルフチェック
「心」と「身体」そして「行動」のセルフチェック表をご紹介します。
ただし、これらは医師の診断に変わるものではないため、気になる方はチェック項目が少なくてもすぐに医療機関を受診しましょう。
【セルフチェック】
▢気分が沈みやすかったり、悲しくなったりすることがある
▢様々なことにやる気が湧かず無気力な状態が続いている
▢趣味などの今まで楽しめていたことが楽しめない状態が続いている
▢食欲がない、食事が美味しく感じられない、体重が減ったなどの状態が続いている
▢「もうダメだ」「消えてしまいたい」といった気持ちが続いている
▢動悸、過呼吸、呼吸困難が発作的に起こる
▢頭痛・腹痛・肩こり・倦怠感など慢性的な体調不良が続いている
▢眠れない、または眠りが浅くすぐに目が覚める
▢しっかりと休息をとっても身体の疲れが取れない
▢学校や職場に行くのが辛い・行くことができない
▢楽しみにしていたことであっても出かけたり、人に合ったりするのが億劫で外出や行動が極端に減った
▢物忘れが増えたり、以前と同じことでもミスをしたり、集中できない
▢約1カ月以内に明らかな不調のきっかけ(ストレス要因)がある

どのくらい当てはまったかな?
適応障害からうつ病に移行してしまう人も!早期治療の重要性
適応障害が特定のストレスによって心身に不調をきたす病気である一方、うつ病は生まれつきの脳機能の問題や環境要因など様々な原因で引き起こされる病気です。
しかし適応障害が長引いたり、適切な対処がされなかったりすると、二次障害としてうつ病に移行してしまうことも少なくありません。
実際に適応障害の3割近くがうつ病に移行するといわれていることからも、適応障害が疑われる方はできるだけ早く治療をスタートさせる必要があります。
環境調整
適応障害はストレスの原因となる事柄から、一時的に距離を取るだけでも症状が改善します。
そのためストレス要因の見極めが重要になります。
ストレスの原因が分かったら、できるだけストレス要因から距離を取るようにしましょう。
もし職場にストレス要因があるなら、配属変更や勤務時間の見直しなど、可能な限りストレス要因を減らす必要があります。
会社の協力が得られず、現状の環境を変えることが難しいようなら、転職も視野に入れた環境整備も考えてみましょう。
精神治療・心理療法
心理士や精神科医による面談を軸に行われます。
否定的な考え方のクセ(認知の歪み)を見直し、ストレス要因との柔軟な向き合い方を学ぶ「認知行動療法(CBT)」などの治療が一般的です。
他にも話をじっくり聞いてもらうことで、自分の感情を整理して安心感を得る「支持的精神療法」や、ストレスに対する実践的な対処法を考える「解決志向アプローチ」などがあります。
服薬治療
適応障害における薬物治療は、「不眠」「強い不安感・緊張感」「著しい気分の落ち込み」といったつらい症状を和らげる補助として使います。
使用される薬は、睡眠導入剤や抗不安薬(デパス、ソラナックスなど)、抗うつ薬(SSRIなど)があります。
生活習慣の見直し
乱れた生活リズムを整えることで自己回復力を高めます。
十分な睡眠や栄養、軽い運動、ストレスを和らげる趣味やリラックス法など、自分に合うものを実践してみましょう。

自分自身や周りの環境、整えていこう!
ここあらさんのひとこと
「心のサインに気づいてあげることも
自分を大切にする第一歩だよ」

今回は適応障害についてお伝えしました。適応障害は誰にでも発症の可能性のある病気です。しかし放置するとうつ病に移行することも少なくなく、そのためできるだけストレス原因を取り除いて心身の回復を図る必要があります。
大したことはないと油断せずに、自分の心身が訴える不調に耳を傾けて、うつ病に移行しないための早期受診・早期治療が重要です。
私たち就労移行支援事業所COCOCARAでは、障害等の事情があって就職・再就職に悩んでいる方に対して、相談や就職準備、アドバイスなどのサポートを行なっています。「障害があるから仕事が見つからない…」などのお悩みを抱えている方は、一度相談に来てみてはいかがでしょうか。

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