近年、さまざまな企業が障害者雇用に取り組んできました。
たとえばNTTの特例子会社では、ITやオフィス関連の業務を幅広く担い、ITスキルを持つ障害者が専門性を生かして活躍しています。
また三菱商事の特例子会社では、完全在宅勤務制度や充実した職場の支援体制を整えることで、多様な働き方を推進しています。
こうした取り組みからも、障害があってもキャリアを築ける環境が、少しずつ整ってきていることが分かります。
今回は障害者のキャリア形成について、ここあらさんとお伝えします。
ここあらさんってだあれ?(ココをタップ♬)

就労移行支援事業所COCOCARAのキャラクターであり、Instagramでは様々な知識を教えているよ!
障害者雇用の「今」を考える!キャリア形成をめぐる現状と課題

まだまだ企業と障害者の意識のミスマッチや、制度的な問題点が浮かび上がる結果となっていますが、着実に障害者の社会進出の機運は高まっています。
障害者のキャリア形成の現状をお伝えします。
障害者雇用でキャリアアップを目指す人の割合
障害者雇用で働く人の中には、「キャリアアップを目指したい」という成長志向を持つ人も少なくありません。
データによると障害者雇用枠で働く方の4割近くが、今後キャリアアップしたいと考えていることが分かります。
一方で「今の仕事を長く続けたい」と考える人も多く、キャリアアップがすべてではない現実も見えてきます。
この結果からは障害者雇用で働く方の中には、キャリア形成に対して異なる考えの方が存在していると推察されるのです。
キャリア形成が難しい理由
キャリアアップを望む人にとっては、評価制度の整備やスキルアップの機会が不可欠です。
しかし現状では企業によって差が大きく、十分な支援を受けられないケースもあります。
障害者雇用でキャリア形成が進みにくい背景には、複数の要因が存在しており、任される仕事の偏りもその一つです。
業務内容の偏りによって、ステップアップの機会が得にくいケースが多く見られます。
他にも時短勤務や契約社員・パート勤務など、非正規雇用で働く障害者の多さも、キャリア形成を難しくしているのです。
さらに職場の理解不足や合理的配慮の不十分さも、障害者のキャリアアップの障壁となっています。
また障害者側も、体調に不安を抱えているなどの理由で、キャリアアップよりも無理のない働き方をしたいと考えている方は少なくありません。
キャリア形成を支える動き
こうした課題を受け、企業や行政もキャリア形成支援を強化し始めています。
背景には障害者が職業を通じて自立し、能力を発揮できる社会を目指す、「障害者雇用促進法」の理念があります。
同法では単に法定雇用率を満たすだけでなく、「能力の適正な発揮」や「職業生活の安定」といった観点から、職場環境の整備や人材育成の推進が求められています。
こうした流れの中で、公的機関を中心に導入されている取り組みが「障害者活躍推進計画制度」です。
この制度のもと、国の行政機関や地方公共団体などの公的機関を対象に、障害のある職員が能力を発揮して活躍できる職場づくりが進められています。
民間企業への法的な義務はありませんが、近年ではこれら公的機関の取り組みを参考に、自社の課題や目標に合わせた職場づくりを進める民間企業も増えてきました。
また就労福祉サービスにおいても、単なる就職支援にとどまらず、「職場定着」や「キャリア相談」まで視野に入れた幅広いサポートが広がっています。
【障害者活躍推進計画制度を参考にした民間企業の取り組み】
・職域開発・業務切り出し
・多様で柔軟な働き方の導入
・キャリア研修やメンター制度など教育・研修制度の整備
・社内理解を深めるための研修や交流の実施
・就労支援機関との連携
・評価制度とキャリアパスの明確化

まだまだ課題が沢山あるんだ
ご相談しませんか?
キャリア形成のためにできること

キャリア形成には「将来なりたい自分」のビジョンと、その目標に向かってどのような計画を立てるかが重要です。
そのために必要なステップをみていきましょう。
キャリアの方向性を考える
キャリア形成の第一歩は「自分を知ること(自己理解)」です。
どんな働き方を望むのか、得意・苦手なことは何か、働く目的は何かを整理することで、将来の目標やステップが明確になります。
とくに障害者雇用では、体調や配慮事項とのバランスも大切です。
無理なスケジュールのために必要な通院ができなくなり、心身のバランスを崩してしまっては仕事を続けることさえ難しくなります。
就労移行支援事業所やジョブコーチによるキャリアカウンセリングを活用することで、自分の特性を理解し、価値観や興味に基づいたキャリアデザインが描きやすくなります。
自己理解が進むほど、次のスキルアップやキャリア選択が、効果的に行えるようになるのです。
スキルアップ・資格取得に取り組む
キャリアアップを実現するには、業務に直結するスキルや資格の取得も重要です。
たとえば、事務職であればパソコンスキル、IT職であればプログラミングやWeb関連資格などが役立ちます。
最近では障害者向けのキャリア形成支援も広がっており、自治体やハローワークなどの公的機関、就労移行支援事業所、NPO団体による職業訓練やオンライン研修など、スキルアップの機会が増えています。
また企業内でもキャリア面談を活用し、働く障害者のスキルアップを支援しているのです。
【キャリアアップや将来のキャリアチェンジにつかえる資格】
・MOS資格
・日商簿記検定
・ITパスポート
・ビジネス実務マナー検定/秘書検定
ご相談しませんか?
キャリア形成のために支援を活用する

障害を持つ方がキャリア形成を目指す際に、利用できる制度をご紹介します。
プロのサポートを活用することで、より計画的にキャリアを築けるようになります。
就労移行支援事業所を活用する
就労移行支援事業所は、障害のある方が自分に合った働き方を見つけ、安定的に就労するためのサポートを行います。
キャリア形成の観点でも、就職前の「職業準備」だけでなく、就職後の「職場定着」「キャリア相談」まで、トータルでの支援が可能です。
自己分析やキャリアプランの作成、スキル習得、面接対策などを通じて、自分らしいキャリアを描くサポートを受けられます。
とくにステップアップしたい、と考えている方には有効な選択肢の一つです。
行政・公的機関の支援制度を活用する
公的機関でも、障害者雇用を対象にしたキャリア支援制度を整えています。
代表的な支援として「ハロートレーニング」「職業能力開発助成金」「ジョブコーチ制度」などがあります。
これらの制度は、企業による障害者のキャリアアップ環境づくりや、個人のスキルアップ支援を目的としています。
大企業に比べて障害者のキャリア形成が難しいとされる中小企業でも、これらの制度を活用することで、本人の希望に沿ったキャリア形成がしやすくなるのです。
参照:厚生労働省「人材開発支援助成金(障害者職業能力開発コース)」
参照:厚生労働省「職場適応援助者(ジョブコーチ)支援事業について」
障害者雇用に特化した転職エージェントの利用
現在勤めている企業でキャリア形成が難しいようならば、障害者雇用に特化した転職エージェントの利用も一つの方法です。
障害特性を理解した専門スタッフからサポートを受けられます。
また企業との合理的配慮の調整も代行してくれるため、障害者と企業のミスマッチを防ぐことができます。

周りの方も頼っていこう
ここあらさんのひとこと
「小さな成長を重ねるたびに
未来の選択肢は増えていくよ」

今回は障害者雇用のキャリア形成についてお伝えしてきました。キャリア形成とは仕事を通じて知識やスキルを積み重ね、将来的になりたい自分へ近づいていくことです。個人のキャリア形成には、まず自己理解とキャリアデザインが必要になります。それは障害を持つ方であっても変わりません。
私たち就労移行支援事業所COCOCARAでは、障害等の事情があって就職・再就職に悩んでいる方に対して、相談や就職準備、アドバイスなどのサポートを行なっています。「障害があるから仕事が見つからない…」などのお悩みを抱えている方は、一度相談に来てみてはいかがでしょうか。

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