「今の仕事、続けられてはいるけれど……このままでいいのかな」
障害者雇用で働いていると、ある時ふと、こんな気持ちが湧いてくることがあります。
体調や特性に配慮してもらいながら働けていることへの感謝と同時に、成長できている実感のなさや、将来への漠然とした不安が心に残ることも少なくありません。
この記事では、障害者雇用で働く中で「キャリアアップ」を考え始めたときに感じやすい不安や迷いを整理しながら、無理をしない形でのキャリアの考え方について、やさしくここあらさんと掘り下げていきます。
ここあらさんってだあれ?(ココをタップ♬)

就労移行支援事業所COCOCARAのキャラクターであり、Instagramでは様々な知識を教えているよ!
障害者雇用で「キャリアアップ」を考えるのはわがまま?
障害者雇用の「配慮の範囲」とは?2024年義務化のポイントと、無理なく働くためのポイントを解説.jpg)
まず、最初にお伝えしたいことがあります。
障害者雇用でキャリアアップを考えることは、決してわがままではありません。
「配慮してもらっている立場だから、これ以上を求めてはいけない気がする」
「安定して働けているだけで十分なのかもしれない」
そう思って気持ちにフタをしてしまう方はとても多いです。
ですが、“安心して働ける”ことと、“成長したいと思う気持ち”は、両立していいものです。
キャリアアップは、必ずしも昇進や役職を目指すことだけを指す言葉ではありません。
- できることが少しずつ増える
- 苦手だった業務に慣れてくる
- 自分なりの働き方が見えてくる
これもすべて、大切なキャリアの積み重ねです。
ご相談しませんか?
「このままでいいのかな」と感じる瞬間
では、どんなときにキャリアについて考え始めるのでしょうか。
1. 仕事に慣れてきたとき
業務に慣れ、毎日の流れが安定してくると、心にも少し余裕が生まれます。
そのとき初めて、「次はどうしたいんだろう」と考えられるようになることがあります。
これは、心身が少し落ち着いてきたサインでもあります。
2. 周囲との違いを感じたとき
同僚が業務の幅を広げていたり、評価されている様子を見ると、
「自分はこのままでいいのかな」と比べてしまうこともあるでしょう。
比べてしまう自分を責める必要はありません。
それは、前に進みたい気持ちが芽生えている証拠でもあります。
3. 将来の生活を考えたとき
収入、働き続けられるかどうか、年齢を重ねた先の自分。
将来を思い浮かべたとき、今の働き方がずっと続くのか不安になることもあります。
この不安は、とても現実的で自然なものです。
障害者雇用における「キャリアアップ」の現実
就労移行支援事業所を利用した就職までの具体的な流れ.jpg)
一方で、障害者雇用には、キャリア形成において独特の難しさもあります。
評価が見えにくい
配慮を前提とした働き方の場合、
成果や成長が数値や役職として表れにくいことがあります。
「頑張っても評価されていない気がする」と感じやすい理由のひとつです。
業務内容が固定されやすい
安定してこなせる業務を任される一方で、
新しい業務に挑戦する機会が少ない場合もあります。
これは悪いことではありませんが、
「成長していないのでは」という不安につながることもあります。
本人も周囲も“無理をさせない”意識が強い
体調を守ることは最優先です。
ただ、その意識が強すぎると、本人の「やってみたい」という気持ちが置き去りになることもあります。
キャリアアップ=昇進、ではなくていい
ここで大切なのは、キャリアアップの定義を広げて考えることです。
スキルアップも立派なキャリア
- パソコン操作が安定した
- 報連相がスムーズになった
- ミスへの対処が早くなった
これらはすべて、確かな成長です。
働き方を整えることもキャリア
- 体調の波を理解できるようになった
- 無理をしないペースが分かってきた
- 相談の仕方が身についた
長く働くための力は、目に見えにくいですが、とても価値があります。
ご相談しませんか?
「キャリアアップしたい」と思ったら、まずやること

いきなり行動を起こす必要はありません。
まずは、静かに整理するところから始めてみましょう。
1. 「不満」ではなく「気づき」として書き出す
- 何が物足りないのか
- 何が不安なのか
- 本当はどうなったら安心できそうか
頭の中だけで考えず、メモに書いてみるのがおすすめです。
2. 体調とのバランスを最優先に考える
キャリアアップは、体調を犠牲にしてまで目指すものではありません。
「今の自分の余力はどれくらいか」を正直に見つめることが大切です。
3. 小さな希望を大切にする
「これができたらいいな」
そのくらいの小さな希望で十分です。
相談することは「迷惑」ではない
キャリアの話をすることに、罪悪感を覚える方も多いですが、
相談は権利であり、前向きな行動です。
- 上司
- 支援担当者
- 就労移行支援のスタッフ
「今すぐ何かを変えたいわけではないのですが…」
そんな前置きがあっても構いません。
キャリアは「止まっているように見えて、進んでいる」
障害者雇用で正社員に!課題と解決策も.jpg)
障害者雇用でのキャリアは、分かりやすい階段状ではないかもしれません。
遠回りに見えることもあります。
それでも、
- 働き続けていること
- 自分を理解しようとしていること
- 悩みながら考えていること
これらすべてが、あなたのキャリアです。

もう前に進む準備はできてるね
ここあらさんのひとこと
「「このままでいいのかな」と思えたのは
ちゃんと“自分のこれから”を大切にできている証拠」

今回は障害者雇用のキャリアアップについてお伝えしてきました。「このままでいいのかな」と思ったときは、
もう一段、先を考えられる場所に来たサインかもしれません。
無理に答えを出さなくても大丈夫。
立ち止まりながら、自分のペースで考えていけばいいのです。
私たち就労移行支援事業所COCOCARAでは、障害等の事情があって就職・再就職に悩んでいる方に対して、相談や就職準備、アドバイスなどのサポートを行なっています。「障害があるから仕事が見つからない…」などのお悩みを抱えている方は、一度相談に来てみてはいかがでしょうか。

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