家族が適応障害?症状や治療方法を解説。社会復帰への対策とは?
適応障害と診断される人が増えてきています。うつ病と似ていますが、違いもあります。ご家族が適応障害となったときのために、その症状や治療方法を解説します。
復職(社会復帰)できるまでの過ごし方について、良い対策方法も解説します。
適応障害の症状とは?
適応障害の症状はうつ病に似ています。
大きくは、精神症状、身体症状、行動面の症状の3つがあります。
1 精神症状
① 抑うつ気分
適応障害の症状として、気分が晴れることが少なく、ネガティブな思考・感情に覆われます。朝方に強く、夕方から夜中にかけて楽になるなどの日内変動がみられる場合もあります。
② 意欲の低下
何をするのも億劫になります。それまでできていた家事全般ができなくなっていきます。適応障害の症状が進むと洗顔、整髪、髭剃り等もできなくなります。重度になると入浴を避けるようになることもあります。
③ 集中力の低下
物事に集中できなくなります。分かりやすい例では、読書が苦手になります。ストーリーに引き込まれ、夢中になって文字を追うことが困難になります。
2 身体症状
① 睡眠障害
入眠困難、中途覚醒、多夢(熟眠感が得られない)などの睡眠に関する様々な症状があらわれます。
② 動悸、めまい、からだのだるさ、頭痛
体に様々な症状がでます。内科を受診してもこれといった原因が分かりません。
3 行動面の症状
① 遅刻、無断欠勤
会社や学校などに遅刻しがちになります。また、欠勤も増えてきます。やがて、連絡もせずに無断欠勤してしまいます。
② 家事、育児ができない
家事をすることができなくなり、台所や部屋が散らかります。掃除もできなくなり、ごみ屋敷のようになることもあります。
育児ができなくなり、周囲からネグレクトを疑われるようになります。
適応障害の治療とは?
うつ病と症状は似ています。うつ病は引き金になる環境要因もあるのですが、遺伝的な素因の割合が高いものです。
一方、適応障害はその病名でも分かるように周囲の環境から受けるストレスが主な原因です。
1 環境調整
会社や学校等がストレスの原因なら思い切って休みましょう。適応障害はストレスが原因ですので、強いストレスを受け続けながら症状が軽快していくことはできません。
家事や育児を休むことは工夫が必要になってきます。配偶者や家族が良く理解して、代わりにしてもらえれば一番良いです。家族や親族に代わってもらえない場合、経済的に余裕があるならば、家事代行サービスなどを利用すると良いでしょう。
人によっては、家族、親族の協力を得られず、経済的にも家事代行サービスを受けることが難しい場合もあります。そういった時は、受診先の医療機関の福祉連携担当者に相談しましょう。無料、あるいは安価な負担でホームヘルプ等の福祉サービスを受けられることもあります。
2 薬物治療
睡眠の障害があるのなら、睡眠薬が処方されます。眠れない症状が続く中では回復はできません。大きな柱として、規則正しい生活リズムを整えます。
意欲の低下の症状に対しては抗うつ剤が処方されます。気分の沈み込み、意欲の低下を改善させます。その他、抗不安剤など症状に応じて医師が薬を処方します。
3 認知行動療法
症状が落ち着いてきたら、心理面にアプローチする治療も行います。まずは、カウンセリングを受けて、思いや言葉を受け止めてもらいましょう。聞いてもらえるそれだけで気分は楽になります。
その中で、様々なバイアス(思い込み)に治療者が気づきます。例えば、ハラスメントと思い込んでいる上司の振る舞いが、能力を高く買っているがゆえの期待であったりします。ネガティブなバイアスがストレスを生んでいることに気づき、適切な反応、行動をとれるように治療者と対話することで落ち着きを取り戻せていきます。
家族が適応障害になったときの対策
まずは適応障害になっている家族に気づいてあげることが大切です。そして、上手に精神科クリニックの受診を勧めましょう。
休職中の過ごし方は福祉サービスの利用がおすすめです。
1 適応障害に気づいてあげる
家族が適応障害になっていても初期は分かりづらいものです。家族が気づいてあげて欲しいのは顔の表情です。適応障害になると笑顔がぎこちなくなります。もう少し症状が進むと無表情に近くなっていきます。ご家族の表情に感情の表出が鈍くなってきたら要注意です。
2 精神科クリニックの受診を勧める
「楽になるみたいよ。」とやんわりと受診をすすめましょう。適応障害になる方は責任感が強い人が多いので周囲に迷惑がかかると思い休むことを嫌がります。働いている方の場合は特にそれが受診の妨げになります。最初から休職を勧めたいのですが、ソフトに受診を勧めましょう。
3 福祉サービスの利用
働いている方で適応障害になっても、まとまった期間休息をとってしまうことにためらいを持ちます。その間の有効な過ごし方が分からないことで、不安や焦りを覚えることもあります。お勧めしたい休職中の過ごし方として、福祉サービスの利用があります。
① 適応障害の休職中、なぜ福祉サービスの利用が良いのでしょうか?
適応障害の治療は焦りが禁物です。ストレスから離れるとともに、再度社会復帰していく道筋が見えている安心感がとても大切になります。
どの程度、休職が許容されるかは、公務員、民間大企業等職場によって違いがあります。多くの方は1年半程度傷病手当を受給しながら休めると思います。
長期に休むことができない方は思い切って一旦退職し、社会復帰を目指すことがかえって近道だったりします。
それでは、休職中に復職や社会復帰に向けてどのように日々を過ごせば良いのでしょう?
望ましい過ごし方の1つに福祉サービスの利用があります。障害福祉サービスは、障害の特性を熟知しているスタッフによって運営されています。
その中でも就労移行支援サービスが復職や社会復帰に向けて最適なものの1つと言えます。
② 就労移行支援事業所の利用について
就労移行支援は企業への就職を目的とした福祉サービスです。そこでは、就職に向けて、利用される皆さんの障害特性を熟知したスタッフがパソコンスキルを磨くなどの職業スキルの獲得、維持のための支援を行っています。
「休職中に就職を目指すことができるのですか?」との疑問が当然浮かぶと思いますが、復職の場合であっても、職場、医療機関、市区町村、就労移行支援事業所の連携がとれれば利用可能となることも珍しくはありません。
特に適応障害の方は、もともとのスキルが高い方も多くいらっしゃいますので、ITのスキルの維持を目的として、障害特性に配慮してくれる場所でゆったりと過ごすことが職場復帰の近道となります。
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