自己理解は、自己成長やキャリア形成の土台となる非常に重要なプロセスです。しかし、日常生活の中で自分を振り返る機会は意外と少ないかもしれません。そこで、自己分析をサポートする有効なツールとして「ライフラインチャート」が注目されており、自己理解講座に取り入れ、実践しました。本記事では、ライフラインチャートを活用した自己分析の方法と、その効果について詳しくここあらさんと一緒に解説します。
🐨ここあらさんってだあれ？
ここあらさんとは就労移行支援事業所COCOCARAのキャラクターであり、Instagramでは様々な知識を教えているよ！
ライフラインチャートとは
ライフラインチャートとは、人生における重要な出来事や感情の変化を、時間軸に沿って視覚的に表すグラフのことです。このツールを使うことで、自分の人生を振り返り、どの時期にどんな出来事が起こり、それがどのような感情や変化を引き起こしたのかを客観的に把握することができます。
・横軸：時間の経過を示し、自分の年齢や人生のステージ（例：学生時代、社会人になった時期など）を記入します。
・縦軸：感情の強度や出来事の影響度を示します。ポジティブな出来事や感情はプラスの値に、ネガティブなものはマイナスの値として記載します。
このチャートに、子ども時代、学生時代、社会人としての経験など、さまざまな出来事をプロットしていくことで、自分の人生の全体像が見えてきます。
ライフラインチャートを使った自己分析のポイント
ライフラインチャートを使う際には、ただ出来事を書き出すだけではなく、その背景や感情も掘り下げることが重要です。以下のステップで自己分析を深めていきましょう。
1.重要な出来事を振り返る
まず、人生において自分にとって重要だと感じた出来事を思い出してみます。これには、学校の卒業、就職、家族の変化、人間関係のターニングポイントなどが含まれます。ポジティブな経験だけでなく、辛かった経験も同様にチャートに含めることが大切です。
2.感情の変化に注目する
次に、それぞれの出来事に対して、当時どのように感じていたかを振り返ります。たとえば、ある出来事があなたにとってストレスフルであったのか、成長を感じた瞬間であったのかを、感情の起伏としてチャートに反映します。
3.ターニングポイントを見つける
ライフラインチャート上で、感情が大きく変動しているポイントがいくつか見つかるはずです。これらのポイントが、自分の人生における「ターニングポイント」となります。これらを振り返ることで、自分の人生における重要な選択や決断がどのように今に影響しているかが見えてきます。
ライフラインチャートから得られる気づき
ライフラインチャートを作成し、分析することで、以下のような自己理解が深まります。
・自分の強み・弱みの発見
人生の出来事を振り返ることで、特定の状況や環境で自分がどう反応するか、どのような場面で最も力を発揮できたかが見えてきます。これにより、自分の強みや弱みを再認識し、今後の目標設定やキャリアプランに役立てることができます。
・パターンの把握
ポジティブな感情や成功体験が連続している時期、逆にネガティブな出来事が続いている時期など、人生のパターンが見えてきます。これにより、自分がどのような要因でストレスを感じやすいのか、またはどのような状況で満足感を得られるのかを理解する手がかりとなります。
・感情のコントロール
ライフラインチャートを通じて、自分がどのような出来事に対して感情的に反応しやすいかを理解することができます。これにより、将来的に同じような状況に直面した際に、冷静に対処するためのヒントを得ることができます。
たくさんの気づきが得られるんだね！
実際にライフラインチャートを作ってみよう！
さて、ライフラインチャートについてご説明してきましたが、自己理解講座では実際に各々作成しました。こういった自己理解に時間をかける事ってあまりないですよね。講座を通して様々な自分を見ることができるのが、就労移行支援事業所の魅力でもあります。
ぼくと一緒に作ってみよう！
画像を元にぜひ作成してみてください。まずはどんな出来事があったのかを、そしてその時の感情はどの辺りだったのか、点と点を結んでいきましょう！
これらを作成することで出来事と感情の動きが一目で分かりやすくなります。
ライフラインチャートを活用した目標設定
自己理解を深めた後は、今後の目標設定にもライフラインチャートを活用することができます。たとえば、過去の成功体験を参考にして、自分に合ったキャリアやプライベートでの目標を設定することが可能です。
・目標の明確化
自分が過去にどのような状況で達成感や成長を感じたかを振り返ることで、今後の目標を明確にすることができます。これにより、自分にとって重要な価値観や目的が見えてきます。
・アクションプランの作成
ライフラインチャートを参考にして、具体的なアクションプランを立てることができます。これには、過去の成功から学んだ教訓を活かし、どのように目標に向かって行動するかが含まれます。
目標が決めやすくなったね！
ここあらさんからのアドバイス
「どんな出来事で感情が大きく動いたのか
客観的に見てみよう！」
今回はライフラインチャートについてお伝えしてきました。ライフラインチャートは、自己理解を深めるための有効な手法です。過去の出来事や感情の変化を視覚化し、人生のターニングポイントを把握することで、今後の生き方や目標をより具体的に設定する手助けとなります。自分自身を知り、未来に向けた目標を設定するための一歩として、ぜひライフラインチャートを活用してみてください。
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