「就職」と聞くと、楽しみな気持ちと同時に、不安や緊張も出てくる方は少なくありません。特に、障害をお持ちの方や現在就労移行支援事業所に通われている方にとっては、「ちゃんとやっていけるかな…」「職場の雰囲気に馴染めるかな…」といった思いを抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな不安を少しでも軽くするための「職場見学」と「事前準備」のポイントについて、就労移行支援事業所のサポートとあわせてここあらさんとお伝えします。
ここあらさんってだあれ？(ココをタップ♬)
就労移行支援事業所COCOCARAのキャラクターであり、Instagramでは様々な知識を教えているよ！
就職前の「不安」は自然なこと
まず知っておいていただきたいのは、「不安を感じることは当たり前である」ということです。誰でも、新しい環境に入る前は緊張したり、心配になったりするもの。特に過去にうまくいかなかった経験がある方や、障害特性によって環境に適応するのに時間がかかる方にとっては、「就職」は大きな一歩です。ですが、そんな気持ちに寄り添い、サポートしてくれる存在があることも、ぜひ知っていていただきたいのです。
就労移行支援事業所でのサポートとは？
就労移行支援事業所では、以下のようなサポートを受けることができます。
・就職活動の準備（履歴書、面接練習など）
・企業への問い合わせや調整
・職場見学・実習の同行
・就職後の職場定着支援（必要に応じたフォロー）
この中でも「職場見学」は、不安を軽くするうえでとても重要なプロセスです。
「職場見学」とは何をするの？
職場見学とは、実際に応募を検討している企業へ行き、
・職場の雰囲気
・仕事の内容
・社員の様子
などを見たり、企業の方のお話を聞いたりする機会のことです。
「求人票を見ただけではわからなかった情報が得られた」
「職場の空気感を感じて、ここなら頑張れそうだと思えた」
といった声も多く、見学をするかどうかで就職への不安の大きさが変わってくることもあります。
支援員の同行があるから安心
就労移行支援事業所を通じて職場見学を行う場合、基本的に支援員さんが同行してくれます。この同行サポートには、大きな安心感があります。
・初対面の企業の方とのやりとりも、支援員が間に入ってくれる
・自分ではうまく質問できないことも、支援員が代わりに聞いてくれる
・必要に応じて、障害特性の説明もしてくれる
支援員さんが一緒にいてくれることで、「ちゃんと見学できるかな…」「緊張して話せなかったらどうしよう」という不安が和らぎます。
職場見学で見るべきポイントとは？
ただ職場を見に行くだけでなく、自分に合っているかどうかを見極める目線も大切です。
たとえば、こんなポイントに注目してみましょう。
✅働いている方々の雰囲気（ピリピリしていないか、話しやすそうか）
✅自分の障害特性に配慮してもらえそうな環境か（騒音・照明・においなど）
✅仕事の説明を受けて、無理なくできそうか
✅お手洗いや休憩室など、安心できる場所があるか
見学のあとは、支援員さんと一緒に「どう感じたか」を振り返る時間も設けられます。自分の感覚や気づきを整理することで、より納得感のある就職活動ができます。
長く働けそうかを見よう！
見学後の流れと採用フロー
見学して「この職場で働いてみたい」と思えたら、次のステップに進んでいきます。
一般的な採用フローは以下のような流れです。
1.求人応募の意思を支援員さんに伝える
2.履歴書や職務経歴書の作成（支援員がサポート）
3.面接日の調整（支援員が企業とやりとり）
4.面接・実習（必要があれば支援員が同行）
5.採用決定→入社前オリエンテーション
6.就職後も定着支援が続く
このように、一人ではなく「支援員さんと一緒に歩む」就職活動になるため、精神的な負担がぐっと減ります。
「職場に慣れるまでの支援」もあります
無事に採用されても、「本当に働いていけるかな…」という不安は続きがちです。でも、就労移行支援事業所の支援は就職後も続きます。
・定期的な面談（職場で困っていることを相談できる）
・企業側との橋渡し（必要があれば配慮を依頼）
・体調や気持ちの変化へのサポート
このような「定着支援」があることで、就職後も長く安心して働き続けることができます。
何かあればすぐ支援員さんに相談できるよ
不安な気持ちも、まずは「見てみる」ことから
職場見学は、「実際に働く場所を自分の目で見て、感じる」ための大切な一歩です。そして、就労移行支援事業所では、見学から採用、その後の職場定着まで、切れ目のないサポートを受けることができます。不安を感じている方こそ、支援の力を借りながら一歩ずつ進むことで、「自分にもできるかもしれない」と思える場面が増えていきます。
ここあらさんからのアドバイス
「実際に見てみると、また違った考え方ができるよ
事前に見ておきたいポイントも整理しておくと良いかもね」
今回は職場見学とその後の流れについてお伝えしてきました。働くことに不安を感じるのは、けっして恥ずかしいことではありません。就労移行支援事業所の見学・体験は、あなたが無理なく働く未来に向けた第一歩です。ぜひ気になる事業所に足を運んでみてくださいね。きっと、「ここなら少し頑張れそう」と思える場所が見つかるはずです。
あなたの未来が、今よりほんの少しだけ安心で、あたたかいものでありますように。
私たち就労移行支援事業所COCOCARAでは、障害等の事情があって就職・再就職に悩んでいる方に対して、相談や就職準備、アドバイスなどのサポートを行なっています。「障害があるから仕事が見つからない…」などのお悩みを抱えている方は、一度相談に来てみてはいかがでしょうか。
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