こんにちは。この記事では、就労移行支援事業所の「在宅訓練」について、メリットやデメリット、実際に訓練を受けるうえで気をつけたいこと、就活への影響までを丁寧にお話ししていきます。
最近では、感染症の影響や多様な働き方が広がる中で、「在宅で訓練を受けたい」というニーズが増えてきました。しかし、在宅訓練には良い点ばかりではなく、「難しさ」や「落とし穴」もあります。
「通所がつらいから家でやりたい」と思う方もいれば、「在宅でちゃんと訓練できるのか不安」という方もいらっしゃるかと思います。そんな方へ向けて、在宅訓練を選ぶ際に考えておきたいポイントを、ここあらさんと一緒に見ていきましょう。
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就労移行支援とは?

まずは、就労移行支援事業所(以下、事業所)について簡単におさらいしておきます。
就労移行支援とは、障害や疾患のある方が「一般就労」を目指す際に利用できる福祉サービスです。利用者の状態に合わせて、生活リズムを整えたり、ビジネスマナーやPCスキルを身につけたり、職場実習や就職活動の支援を受けることができます。
多くの事業所では原則「通所(通ってくる)」スタイルが基本ですが、事業所によっては、必要に応じて「在宅訓練」が認められることもあります。
在宅訓練とは?どういう人が対象?
在宅訓練とは、通所が難しい方を対象に、自宅でプログラムや支援を受けられるスタイルのことを指します。
《対象となる方の例》
- 身体的・精神的な理由で通所が困難な方
- 長時間の外出が医師から制限されている方
- 通所訓練の一環として一部在宅訓練が必要と判断された方 など
在宅訓練を希望する場合、医師の意見書が求められることが多く、すべての希望者が受けられるわけではありません。事業所や自治体の判断にも左右されるため、まずは相談してみることが大切です。
在宅訓練のメリット

1. 体調に合わせて取り組める
自宅での訓練であれば、通勤による負担を避けられます。朝起きるのがつらい、外出に不安があるという方にとっては、安心して取り組みやすい環境といえるでしょう。
2. 自分のペースを保ちやすい
慣れた環境で取り組むことで、焦らず自分のペースで訓練を進めることができます。通所型で周囲のペースに追いつけず落ち込んでしまう方には、大きなメリットです。
3. オンライン訓練でスキルアップ
現在ではZoomやGoogle Meetなどを活用し、オンラインでのビジネスマナー講座やPC訓練が行われることも一般的になってきました。リモートワークの練習としても有効です。
4. 家族との連携がとりやすい
自宅にいることで、家族のサポートを受けながら訓練に取り組めるという点も見逃せません。通所では伝えきれない状況も、家庭内で共有しやすくなります。
在宅訓練のデメリット・注意点

1. 孤立感が強まりやすい
訓練中、他の利用者と交流する機会が減るため、孤独感を感じやすくなります。誰とも話さず一日が終わるという日が続くと、心の健康にも影響が出る可能性があります。
2. モチベーションの維持が難しい
自宅は「休む場所」であることが多いため、集中しにくく、訓練への意欲が下がってしまう方もいます。「今日は休もうかな…」という甘えも出やすいため、自己管理力が問われます。
3. 支援員との連携がとりづらい
通所であれば日々顔を合わせながら相談できますが、在宅だとタイムラグが生じたり、体調や様子が把握しづらいといった課題もあります。
4. 就職活動へのハードルが上がる場合も
職場見学、面接練習、履歴書作成など、就活に必要な実践的なサポートは、通所の方が受けやすい傾向にあります。特に「実際の職場を想定した環境」での練習ができない点は、在宅訓練の課題です。

切り替えが難しそうだね
では、どんな人に向いている?
在宅訓練が向いているのは、以下のような方です。
- 体調の波が大きく、通所による負担が心身に影響してしまう方
- 医師の指示で外出が制限されている方
- 家族やサポート体制が自宅にある方
- 自己管理がある程度でき、訓練内容を自律的に進められる方
一方で、「本当は外に出たいけれど、怖くて避けてしまっている」状態の場合は、無理のない範囲で通所にチャレンジしてみるのもひとつの選択肢です。事業所によっては「在宅と通所の併用」も可能なところがあります。
就職活動への影響は?
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在宅訓練を受けている場合、就職活動の進め方にもいくつか特徴があります。
■職場見学・実習に参加しづらい
就職を目指すうえで重要なのが、職場体験や実習です。これは実際の職場環境や業務内容に触れることで、自分に合う仕事かどうかを判断するための大事なプロセスです。在宅訓練中でも体調が整えば参加できる場合もありますが、移動や緊張による負担を考慮する必要があります。
■オンライン面接の対応力が重要
在宅訓練ではオンライン面接の練習がしやすいという強みがあります。最近では企業側もWEB面接を導入しているところが増えており、在宅環境における面接スキルは高く評価されることもあります。
サポートをうまく活用するには?
在宅訓練を成功させるには、支援員との密な連携が鍵となります。
- 定期的な面談(電話・オンライン)
- 訓練記録の提出
- メールやチャットでのこまめな相談
- リアルタイムでの質問タイムや振り返り
こういった仕組みが整っている事業所を選ぶことで、在宅でも安心して訓練が進められます。
在宅訓練を経験した方の声(体験談)
「最初は、家で一人で訓練なんてできるのかなと不安でした。でも、支援員さんが毎日声をかけてくれて、課題も明確だったので、次第にペースがつかめました。在宅で生活リズムを作れたことで、通所へのステップにもつながりました」(30代・女性)
「通所していた頃は、人の目が気になって集中できませんでした。在宅訓練で落ち着いてPCスキルを学べたおかげで、自信を持って応募できるようになりました」(20代・男性)
在宅訓練は“選べる時代”の一歩

就労移行支援は、「通所だけが正解」ではありません。あなたの体調や状況に合わせて、最適なスタイルを選ぶことができるようになってきました。在宅訓練もそのひとつの手段です。
もし「通うのがつらいけど、何か始めたい」「就職の準備がしたい」というお気持ちがあるのなら、一度、事業所に相談してみてください。あなたに合った形でのスタートが、きっとあるはずです。

事業所や地域によっても在宅できるか変わるよ!
ここあらさんからのアドバイス
「通所か在宅どちらが正解というのはないよ
まずは自分のペースを保つところから!」

今回は就労移行支援事業所の在宅訓練についてお伝えしてきました。在宅訓練には、通所訓練とはまた違った「柔軟さ」や「安心感」がある一方で、孤立しやすさやモチベーションの低下といった課題もあります。
大切なのは、「今の自分に合っているか?」という視点で選ぶことです。体調や気持ちの波は誰にでもありますし、「無理なくできる範囲から始めてみる」ことが、就労への大切な第一歩になることもあります。
私たち就労移行支援事業所COCOCARAでは、障害等の事情があって就職・再就職に悩んでいる方に対して、相談や就職準備、アドバイスなどのサポートを行なっています。「障害があるから仕事が見つからない…」などのお悩みを抱えている方は、一度相談に来てみてはいかがでしょうか。

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