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学習障害の特徴を知って長所をのばそう!

ハリウッド俳優のトム・クルーズさんは、学習障害の一つである読字障害(ディスレクシア)として知られています。

日本語よりも日常生活で使用している音の数が多い英語圏では、昔からディスレクシアの方が多い傾向にありました。

日本でも女装家のミッツ・マングローブさんは、学習障害をカミングアウトしている一人です。

困りごとも多い学習障害ですが、自分の個性を知り良いところに目を向けることで長所を伸ばせます。

学習障害とは

学習障害(LD)は発達障害の一種で、知的発達の遅れや聴覚・視覚機能に問題がないにもかかわらず、「読む」「書く」「計算する」などの学習に必要な基礎的な能力の習得が困難な障害です。

全体における学習障害の割合は4.5人に1人といわれており、学校のクラスに1人か2人は学習障害のある方がいる計算になります。

現在は診断名が変更されたため、限局性学習症/限局性学習障害(SLD)の名称を使用することもあります。(※限局性学習障害の定義では障害内容は「読み」「書き」「計算」に限定されます。)

学習障害の原因は諸説あり未だ解明されていません。

遺伝的要因に環境的要因が重なって影響しあうことで、目や耳などの感覚器官を通して得られる情報を整理したり関係づけたりする脳機能の一部に、障害が生じると考えられています。

学習障害を医学的アプローチによって根治することはできないことから、現在はカウンセリングや環境調整などによって学習の困難や困りごとを軽減していきます。

参照:厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/shisaku/jigyounushi/e-learning/hattatsu/characteristic.html

参照:文部科学省HP https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/mext_00808.html#

学習障害の特徴。困りごとへの対処法

学習障害には3つの症状があります。

ひとりひとり抱えている困りごとが異なるため、障害の特徴を理解して対処法を考えましょう。

読字障害(ディスレクシア)

字を読むことに困難があり、学習障害では最も診断数の多い症状です。

・文字を一つ一つ拾って読む(逐次読み)ので読むのが遅い

・読み飛ばしや読み間違え

・似た形の文字を見分けるのが苦手 など

【困りごと例】

読字障害のあるAさんはレストランでメニューから料理を選ぶのが苦手で、外食するのも気乗りしません。

【対処法】

写真付きのメニューがある店を選んだり、同伴者や店の人に口頭で説明をしてもらったりなど周囲にサポートを頼みます。

書字表出障害(ディスグラフィア)

文字や文章を書くことが困難な症状です。

・適切な大きさや形で文字を書けない

・鏡文字

・句読点を適切に使用できない など

【困りごと例】

書字表出障害のBさんは仕事ではデジタル機器を利用して対応していますが、公的書類など手書きで修正できないものは難しく苦手意識があります。

【対処法】

書類に先に下書きをしてなぞったり、間違えた時のために書類を多めにコピーしたりします。

算数障害(ディスカリキュリア)

計算や推論を苦手とし、数の概念や数量の大小、図形などを理解することが難しい症状です。

・数を数えるのが苦手

・一桁の足し算・引き算の暗算が苦手

・繰り上がり、繰り下がりが苦手

・九九を覚えるのが苦手

・図形を見て模写するのが苦手

・時計が読めない、時間がわからない など

【困りごと例】

算数障害のCさんは買い物をしてレジで支払いをするとき、お釣りの計算が苦手なのでお札ばかり出してしまい、財布が小銭で重くなってしまいます。

【対処法】

スマホの音声入力を使って計算したり、キャッシュレス決済できるレジを利用したりしています。

学習障害の方の働き方

発達障害の方の雇用には大きく分けて障害をオープンにして働く方法と、障害に関して周囲に告げないクローズ就労があります。

クローズ就労は一般的な働き方と同じですので、ここでは障害者枠での就労と一般就労ですが自分の障害を企業に開示する働き方について解説します。

障害者雇用枠での就労

障害者枠での雇用は職場での合理的配慮が得られやすいなど利点もありますが、原則的に「身体障害者手帳」「精神障害者保健福祉手帳」「療育手帳」のいずれかを取得している方が対象です。

学習障害を含む発達障害の方は「精神障害者保健福祉手帳」を取得している必要があります。

障害者雇用の最大のメリットは、障害に対する配慮を受けやすいことです。

デメリットとしては一般雇用に比べて賃金水準が低く、職種や求人が限られていることがあげられます。

一般雇用(オープン)での就労

一般就労ですが、自分の障害を企業に告げて、一定の配慮を得る働き方です。

メリットとしては障害者雇用に比べて収入が高く、幅広い職種の求人があります。

そのため収入面やキャリアアップなど障害者枠よりも可能性が広がる働き方です。

しかしどのような配慮を得られるかは企業との交渉しだいのため、就職までの通過率は低い傾向にあります。

次にあげるような支援機関を上手に利用して、障害への理解がある企業への就労を目指しましょう。

就労移行支援事業所

障害者や難病の方で、一般企業への就労を目指す方たちの就労支援を行っています。

就労移行支援事業所は通所型の支援施設で、学校に通うように事業所に通い、就労に必要なビジネススキルなどを身に付ける場所です。

就職活動に関しては応募書類作成や面接対策、職場見学などの支援を行っており、また就職後の就労定着支援を行うなどの細やかで多岐にわたるサポートを受けられます。

就労移行支援事業所によって学べるスキルも異なるため、学びたいプログラムのある、通いやすい事業所に問い合わせをしてみましょう。

ハローワーク

安心感があり、求人数も多いハローワーク。

障害のある方がハローワークを利用する際には、障害者専門窓口を利用しましょう。

障害者専門窓口には障害への知識を持つスタッフが在籍し、障害適正に合った求人情報の提供や就職に関する相談に乗ってくれます。

参照:厚生労働省HP「全国ハローワークの所在案内」

https://www.mhlw.go.jp/kyujin/hwmap.html

地域障害者職業センター

地域障害者職業センターは全国47都道府県すべてに設置されています。

障害者の就労能力の評価や職業訓練など、専門的な職業リハビリテーションサービスを提供しています。

個々の利用者の障害特性に合わせた、継続的な支援をしてくれます。

参照:高齢・障害・求職者雇用支援機構HP「全国の施設」

https://www.jeed.go.jp/location/chiiki/index.html

まとめ

今回は学習障害(LD)の特徴や、就労についてお伝えしました。

日常の中で困りごとやストレスを感じることの多い学習障害ですが、その特性を理解し工夫することで生活の質を上げ、人生を楽しむことができます。

就労に関しても苦手な部分のサポートを得られれば、より得意を伸ばすことも可能です。

私たちCOCOCARAは、就労移行支援事業所として、障害等の事情があってお仕事に就くことに苦労している方に対して、相談や就職準備、アドバイスなどのサポートを行っています。

「障害があるから仕事が見つからない…」などのお悩みを抱えている方は、一人で悩まずに一度相談に来てみてはいかがでしょうか。

私たちと一緒にご自分に合った働き方について考えてみません

か。

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