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大人の学習障害と仕事                ~対策方法と利用できる支援とは~

こんにちは!COCOCARAスタッフです!学習障害という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?学習障害は、発達の一つであり、その中でも大人になっても影響を及ぼすことがあります。特に仕事という環境では、学習障害を持つ人々がさまざまな困難に直面することがあります。この記事では、学習障害を抱える大人が仕事で成功するための方法や支援について考察してみましょう。

学習障害とは

学習障害(LD)とは、知的発達に遅れはないものの、「聞く」「話す」「読む」「計算する」など学習に必要な能力に困難が生じる状態をいいます。学習障害には大きく分けて3つのタイプがあります。

・読字障害(ディスレクシア):文字を読むことに困難がある。

文字の読み方や形を認識することが難しく、ひらがなの「あ」と「め」を認識できず、文章をうまく読めないなどの症状があります。

・漢字表出障害(ディスグラフィア):書くことに困難がある。

文章を読んで理解ができても、それを書くことに困難があります。誤字脱字が多く、書き順を間違えるといった特徴があります。

・算数障害(ディスカリキュリア):数字や数式を理解することに困難がある。

ただ計算が苦手というわけではなく、数字そのものや数の大小、図形やグラフが理解できないことが特徴です。

このような障害は生まれつきのものなので、大人になってから発達障害になるというわけではありません。学習障害ではなく単なる苦手と捉えられ、そのまま就職するケースも少なくありません。しかし、子供のころにはあまり問題視されていなかったことも、大人になってから初めて困難に直面し、学習障害だと診断されるということがあります。

学習障害のある人は、困りごとを周囲に相談できず、一人で困難を抱えている方も少なくありません。

仕事での困りごと

資料やマニュアル、長文のメールを読むことは難しく、時間がかかってしまうことがあるでしょう。文章を読み間違えてしまうとミスにつながることも考えられます。ここでは学習障害の人が、仕事中に直面する困りごとと、その対策を紹介します。困りごとが積み重なることでストレスとなり、うつ病や他の精神疾患の症状がでる場合もありますので、自身の困りごとを理解し、対策することが大切です。

資料やマニュアルが読めない

読字障害がある方にとって、文字を1文字ずつ追って読んだり、文章を正確に読めなかったり、その文字や文章の意味が分からなかったりします。マニュアルを読まなければできない業務内容では困難が生じてしまいます。

【対策】

・紙の資料なら、印をつけたり、マーカーを引く

・図や絵を用いてわかりやすくする

・職場の方に、口頭で説明してもらう

・パソコンやスマートフォンの文章読み上げアプリを使用する

メモが取れない

文字を書くことが苦手な方は、メモを取るのが難しいケースがあります。聞いたことをすぐメモしたり、メモを書くのに時間がかかってしまいます。

【対策】

・ボイスレコーダーを使用する

・カメラで写真撮影する

発注書や見積書の作成が苦手

数字や算数が苦手で、発注書や見積書の作成が苦手という方がいます。ただ、計算はできないけど、数字の入力はできるという方は少なくないので、電子機器を使用し、困りごとを解決できる場合があります。

【対策】

・パソコンや電卓などを使用する

・エクセルなどの表計算ソフトで、関数を使う

・計算が不要な配置転換を申し出る

学習障害があっても働き続けるには

学習障害のある方が、障害と向き合い、働き続けるためにはまずは自身の障害についてしっかりと理解することが大切です。そのうえで、職場にも配慮が必要なことを伝えましょう。

障害を理解する

自分の障害をよく理解することで、自分が出来ることと苦手なことを明確にすることが大切です。何が苦手で配慮が必要なのか、よく考えておきましょう。就職時のミスマッチを防ぐためにも、職場の人に具体的に伝えることで、仕事でのストレスを減らすことができます。

働きやすい職場選び

学習障害の方が働きやすい職場を選ぶためのポイントとしていくつか紹介します。

・障害者雇用枠

まず、障害者雇用枠で働くという選択です。障害者雇用とは、障害者雇用促進法に基づき、障害のある方を企業が一定数雇用することを義務付けた法律です。障害者雇用枠で働く場合は、すでに職場環境や勤務形態等が整っていることもあり、職場で困ったことがあれば職場の人に相談しやすいでしょう。ただし、障害者雇用枠で就職するためには「障害者手帳」を持っていることが条件になりますので、検討される方はお住いの自治体の障害福祉窓口へ問い合わせましょう。

・合理的配慮

合理的配慮とは、障害の有無にかかわらずすべての人が平等に社会生活をおくれるように、日常生活にあるさまざまな障壁を取り除くための措置です。例えば、車いす利用者のために段差に携帯スロープを渡したり、高いところに陳列された商品を取って渡すなどの配慮があります。合理的配慮の対象となるのは、身体に障害のある方だけではありません。精神障害や発達障害、その他心身の機能の障害により長期にわたり職業生活に相当の制限を受け、または職業生活を営むとこが困難な人も含まれています。

職場において合理的配慮を行ってもらうには、まず事前にどういった特性があるのかを企業側と確認しましょう。しっかりと話し合い、どのような配慮が必要なのかを決定します。配慮要求の言葉には気を付け、職場の上司や同僚などへ感謝の気持ちを言葉として伝えることも重要になってきます。

内閣府 合理的配慮等具体例データ集

https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/jirei/index_general.html

支援やサービス

就労移行支援の利用

就労移行支援とは、事業所により異なりますが、学習障害も含む障害のある人を対象とし、就職活動のサポートを行っています。通所により、自分に合った職業選択や、仕事で必要なスキルの習得(ビジネスマナーや基本的なパソコンスキル等)、生活能力向上を目指します。学習障害にかかわらず、障害を持っている方が自分に合った職場を探すのは困難でしょう。就労移行支援では、履歴書の書き方や面接の練習も行っています。それだけでなく、メリットとして就職先が決まった後も定着するまでサポートが受けられます。就職が決まってからも、すぐに退職してしまわないように就労移行支援事業所の職員が企業との間に入り、一緒に働きやすい環境づくりをしてくれます。

厚生労働省 就労移行支援事業

https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/shingikai01/pdf/5-2i.pdf

障害者就業・生活支援センター

障害者就業・生活支援センターとは、発達障害のある人が仕事と生活において自立できるように支援を行う機関で、全国に設置されています。支援の内容は、就労の支援と生活の支援から構成されています。

・就労の支援

就労の支援では、就労前に職業スキルの確認や履歴書作成、面接準備のサポート、職場探しのサポートを行っています。就職が決まった後も、働き続けられるようサポートを行います。

・生活の支援

就労の支援だけではなく、日常生活における支援も行っています。例えば、朝起きることができない、決まった時間に薬を飲むことができないなどの健康管理に関するサポートもしています。また、複雑な障害年金の申請や障害福祉サービスの手続きなども相談に応じます。

障害者就業・生活支援センターの利用は基本的に無料です。各都道府県に設置されているので、以下のリンクからお住いの地域の障害者就業・生活支援センターについてご確認ください。

個性労働省 障害者就業・生活支援センターについて

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18012.html

最後に

学習障害を持つ大人が仕事や社会生活で成功するためには、適切な支援や対応が欠かせません。雇用主や上司、同僚、家族など、周囲の人々が学習障害を理解し、その人の能力や特性に合った支援を提供することが重要です。例えば、仕事のタスクの細分化や視覚的な支援ツールの提供、定期的なフィードバックの提供などが効果的な支援策となります。

大人の学習障害に対する周囲の理解と支援が十分に行われることで、学習障害を持つ人々も自己成長し、自分の能力を最大限に発揮することができます。その結果、より多様性に富んだ社会が築かれ、誰もが自分らしく活躍できる環境が実現されるでしょう。

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