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障害者の転職!履歴書の書き方は?自己PRってどう書くの?

就職活動の第一歩として必要なのが履歴書です。

履歴書は応募した人が社会人としてのビジネスマナーを持ち合わせているかを、企業側が判断する最初のポイントになります。

今回は障害者雇用で転職する場合の履歴書の書き方や障害についてどう伝えるかを解説します。

履歴書を書く前にすること

まずは自己分析が必要になります。

自己分析することで今後の就職活動でどのような企業に応募するかの指針が決まるでしょう。

・どんな職場・環境で仕事がしたいのか?

・自分にできることは何か?どのようなことが得意なのか?

これらが分かることで、自分が企業に求めるものと企業側のニーズが合っているのか判断できます。

企業の求めるものと自分が提供できるスキルや経験が合致すれば、そのことが志望動機にもなるのです。

履歴書を書くためのルール

障害者雇用であっても履歴書を書くための基本ルールは変わりません。

履歴書では略字や省略は使用せず、学校名や企業名も正式名称を記載します。

また年月日は和暦・西暦どちらで書いてもかまいませんが、履歴書内で統一しましょう。

手書きで書く場合は黒のペンで記載し、間違ったときは修正液等の使用はせずに書き直します。

パソコンで記載する場合は明朝体やゴシック体などビジネスシーンで使われるフォントを使用してください

障害者雇用で応募する際の履歴書フォーマットは、障害者の求職サイトなどからダウンロードすると障害の状況などを記載する欄があるので書きやすくおすすめです。

履歴書の書き方ポイント解説

具体的に履歴書を書くときには注意すべきポイントがあります。

ビジネスマナーとして正しい記載を心がけましょう。

基本情報 

相手企業に伝える基本情報には以下の項目があります。

  1. 日付
  2. 名前
  3. 写真
  4. 住所
  1. 日付

作成した日付なのか迷うところですが郵送なら投函日、手渡しなら持参する日付を記入しましょう。

  • 名前

名前の欄には普段略字を使用している方も、戸籍と同じ正式な字で記入する必要があります。

例えば普段略字として「渡辺」を用いている方も戸籍上が「渡邉」なら戸籍と同じ文字を使用しましょう。

フォーマットによって振り仮名が異なりますので、「ふりがな」の場合はひらがなで、「フリガナ」の場合はカタカナで記入します。

  • 写真

履歴書の写真にはスーツ姿で撮影した写真を使用しましょう。

男女ともに清潔感のある服装で、アクセサリー類は付けないのが基本です。

あまり撮影から日が経っている写真は避け、3カ月以内に撮影した写真を使用しましょう。

最近はスマートフォンで証明写真が撮れるアプリもありますが、写真写りが悪くなる自撮りなどはおすすめできません。

4.住所

住所に関しても省略しないで記入しましょう。

都道府県から書き始め「○○県□□市△△町◇◇番地○○号」と番地まで省略せずに書き、マンションなど集合住宅に住んでいる方は建物の名称や部屋番号まで記載します。

5.電話・メールアドレス

固定電話があれば市外局番から書きます。

携帯電話しか持っていなければ携帯の番号でも問題なく、連絡の取りやすい電話番号を記載することが大切です。

企業によってはメールアドレスに連絡が来る場合もあるので、個人所有のアドレスがない方はフリーアドレスなどで就職活動用のアドレスを作っておくといいでしょう。

学歴・職歴

経歴は「学歴」と「職歴」を分けて、時系列で記載していきましょう。

実際に履歴書を書く際は、1行目の中央に「学歴」と記載し、その下の段から学校の入学・卒業年月を書いていきます。

職歴に関しても同様に最初の行の中央に「職歴」と記載し、その下の段から勤務した会社の経歴を書いていくのです。

「いつ・どこの」学校や会社にいたのか、時期を書き間違えないように注意してください。

・学歴

学歴は義務教育の中学校までは省略してもかまいません。

学校名は省略せずに、「○○県立□□高等学校」と正式名称で記載します。

大学も正式名称で書き、学部、学科、コース、専攻まで記載しましょう。

・職歴

職歴は原則的に社会保険加入歴のあるものはすべて記載します。

会社名も省略せずに「(株)○○」ではなく「株式会社○○」と正式名称で書き、部署名まで明記してください。

派遣で勤務していた場合は登録社名と勤務先企業名、派遣期間を記載します。

退職理由に関いては「一身上の都合により退社」など簡潔に。

面接時に退職理由を詳しく聞かれるかもしれないので、あらかじめ受け答えを考えておくといいでしょう。

基本的にアルバイトやパートは記載しなくてもかまいませんが、転職先へのアピールになりそうな場合は記載します。

就労移行支援などに通っていた方は、職歴の下に「訓練歴」として書くことができます。

全ての経歴の記載が終わったら、最後の行の右隅に「以上」と書いて締めくくりましょう。

資格・免許

資格や免許は転職先の業務と関連のあるものや、取得難易度の高いものから書いていきます。

また現在勉強中の資格・免許についても記載できます。

その場合は転職先の業務と関連のあるものだと企業側にも好印象でしょう。

例えば事務職を希望しているのならパソコン関連の資格、経理部門を希望しているのなら簿記などを勉強中であることはアピール材料になります。

障害について

障害をオープンにして働く方は、まず企業側に自分の障害の状況を正確に知ってもらう必要があります。

履歴書で伝える主なことは以下の通りです。

・障害者手帳の取得年月

・障害の等級

・障害者手帳の種類

・障害の内容

・現状と詳細

・通院状況

・協力支援機関

・必要な配慮

特性として苦手なことや体調が悪くなった時の対処法などを客観的に伝えます。

企業側としても採用する障害者の特性が分からないと、どのような業務を任せられるのか判断できません。

「対人関係を苦手としているので、電話応対や窓口対応があまりない業務をさせていただけると円滑にパソコン入力などの事務作業ができます」などの様に「○○を苦手としていますが配慮をしてもらえることで□□できます」と前向きに障害への説明をすることが大切です。

志望動機 

志望動機は面接時に必ず聞かれることの一つです。

先にも述べたように自己分析をして、自分の言葉で志望動機を伝えられるようにしましょう。

「○○を経験したことで貴社の□□に魅力を感じました」

このように自分の体験と関連して志望動機を書くと相手に伝わりやすくなります。

また入社後に自分のこれまでの経験やスキルが活かせること、それによって企業にどのような貢献が出来るのかを書くことが重要です。

まとめ

今回は障害者雇用の履歴書の書き方を解説しました。

どのような雇用形態であっても履歴書が企業への最初のアプローチであることは変わりません。

履歴書は自分がどのような人間かを企業側に知ってもらう大切なものです。

自分のスキルや思いを企業に伝え、自分に合った企業を探しましょう。

就労移行支援事業所では職業訓練から就職活動の際の履歴書の書き方まで全面的にサポートを行っています。

私たちCOCOCARAは、就労移行支援事業所として、障害等の事情があってお仕事に就くことに苦労している方に対して、相談や就職準備、アドバイスなどのサポートを行なっています。

「障害があるから仕事が見つからない…」などのお悩みを抱えている方は、一人で悩まずに一度相談に来てみてはいかがでしょうか。

皆さんが働きやすい職場を出会えるよう一緒に考えていきます。

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